ブロードキャスト差し漫才
ブロードキャストが主催で行っている差し漫才、今回のゲストはLLRだったので行ってきました。
1時間という枠の中で、2組が交互に出てきて漫才をする。(ネタ時間は自由)最後に舞台に立っていたほうのコンビが1時間ピッタリでネタを終えて、「差し漫才」終了…という流れのよう。何が嬉しいって出囃子を何度も聴けることですね、好きな芸人さんの出囃子は無条件でテンションあがるので…毎回「SHOW TIMEだぜー!*1」って思いながら待っていました(笑)
完全なるLLRファン目線での感想
- 自己紹介(ブロードキャスト)
冒頭で、まだお客さんが入ってきているので待っている間ちょこっと話をしていたのですが、今回は完売だったそうで。「さすがLLR」とのこと(笑)過去二回*2は完売しなかったそうです、わざわざそんな情報与えなくても…。
- 嫌われてる気がする(LLR)
私が見た中では、AGESAGEで一位をとったときが一番良く出来ていたように思うので、長くしないほうが良いネタなのかなって思うのですが…どうなんでしょうか。かといってこういうネタをM-1にもっていかれたら嫌なんですけどね…。
冒頭では「雨なので天パがひどい」というグチをもらしておりました。いつもパーマならば良いけど、雨の日だけうねるのでいつものようにいかない。いつも通りが効かないから遅刻しちゃうんだ、という主張に「年頃の女の子じゃねぇんだから(伊藤)」と(笑)福田さんとしては昔はこんなに天パじゃなかった、ということなんですが伊藤さんとしては「昔からそんなだったよ」とのこと。
- 自己紹介(ブロードキャスト)
すぐ終わらせたブロキャスに対し「そういうやり方ね」「短距離走みたいなね」とこぼし、「大丈夫です、僕ら短距離ネタないですから」とのこと。はい、知っております(笑) 最近ゲームにハマってるんだよねー、ということで自分でゲーム作っちゃったのでやってみて、と。初めて見るネタでして、なんか変なタイミングで直球な下ネタ入れてきちゃっていたので「どうした!?らしくないぞ!」と思ったのですが*3漫才後の反省トークで8年か9年ぶりぐらいにやるネタだったと聞いてなんだか納得。*4しかもあの例のスキー場への営業*5で鉄板ネタとして毎日やっていたネタなんだそう*6。なるほどね、そういうノリの漫才ね。なんて偉そうに思ったり(笑)
- ジム通い(ブロードキャスト)
- 怖い話(LLR)
最後の怖い話が始まった時の伊藤さんの「あぁ、初めからね」というフレーズが好きです、すごく伊藤さんっぽいというか。福田さんに振り回されているようで、実は完全にバカにしてみているような感じが!
- しつけ(ブロードキャスト)
- いっていい?(LLR)
このネタの時の福田さんの表情がすごく好きです、伊藤さんを凝視していて、ほぼ表情変えない感じ。あの顔でひたすら「いっていい?」って言われ続けるのは、かなりホラーです(笑) オチ直前の、伊藤さんが「トゥトゥトゥトゥトゥ!」と怒ってみたら「ダメかぁ…」と納得する流れが非常に好きです、多分私が最初に見たときはこの流れは無かったと思うのですが、このひとつが加わるだけですごく良くなった…と思ってます、あはは偉そうですが(笑)私はLLRはネタに手を加える時に絶対失敗しないなーと思っているのですが(じゃあ誰か失敗してるの、と問われると困っちゃいますが)多分このネタはこの感じでもうほぼ変えてくることはないんじゃないかな、って思っております。
LLRが登場した時点で残り5分も無かったと思うので、今日はどのネタもすごくのびのびやっていてから「ちゃんと終わらせられる…?」と心配になってしまいましたが、いっていいのネタは時間調整しやすいネタだと思うので(ボケのひとつひとつを削りやすいし、増やしやすい)ちゃんとキッチリ時間通りに終了。いつも収まらず「あーあ」っていう表情を見てきているので、キレイに終われて思わず「おぉー」と言ってしまいました。
【反省トーク】
- 「(ブロキャスの1本目について)喋ってるだけと思っていたのに、気がついたら漫才入ってた(福田)」「ブロキャスはん流石やわー(伊藤)」
- 福田さんが気に入ったブロキャスの漫才でのボケ、「だじょ」と「肩にヒラメ」
- 「ボケが師匠クラス(福田)」「僕ら練習では入れますけど、本番じゃ絶対入れない(福田)」
- ブロキャスは2人とも男前なので騙されているけれど、やってることはほぼロシモンと同じ(福田)
- LLRはネタをリストにして貼っていたそう
- ブロキャスの2人はそれをセットリストと捉えていたそうですが、LLRとしてはネタを羅列しただけだったそうで
- 「その中からフィーリングで選ぶみたいなー(福田)」「フィーリングって(房野)」
- いつも舞台に上がって、雰囲気や風を感じてネタを決めているLLR(笑)
- 「漫才では風を感じる(伊藤)」
- 以前福田がしゃべる、にて朝起きてまず外にでて風を感じてからその日どう過ごすか決める、みたいなこと仰っていたことを思い出す。
- 理数系なのに、意外と感覚的に生きてらっしゃるんですね。
- ブロキャスの2本目、すぐ捌ける漫才は「差し漫才」での洗礼、とのこと
- もともとは初回のラフコンにしてやられたそうで、ノブコブの時にしかけたところ「やりやがったなぁ!(ノブコブ吉村)」と
- 洗礼、と聞いてLLRのお2人「僕ら的には『沢山出来るー』って感じでしたけどねぇ(福田)」「持ち時間増えたーってね(伊藤)」
- いつもネタ時間が決まっていて(大体4分ぐらい)せせこましくて全然楽しめない、とのこと*8
- 「もっと長くやりたい」「もっと見てたい(伊藤)」*9
- 先輩に驕ってもらう、後輩に驕ってあげる、の話
- 吉村さんからはあまり驕ってもらわないなぁーと福田さん
- 「漫才見てたら分かるもん、驕ってないなぁって(福田)」
- 「あのボケ驕ってないな」
- 漫才で分かるってどういうことよ、となり、「じゃあ驕ってそうなボケって?」ということに
- そこで実際よく驕っている人の名前をいくつか挙げる感じになったのですが、即「ポイズンの〜」「吉田さん?吉田さんはツッコミだからー」
- 吉田さんの名前が出てきただけでニマニマしちゃいました、ふふふ。
- 伊藤さんは驕ってもらってばっかり?
- twitterにて「いまあべこうじさんとゴハンしてまーす」の10分後くらいに「中谷さんにコーヒーおごってもらいましたー」
- ブロキャス・LLR・チーモンの沖縄ツアーの際に全くお金を持っていかなかった福田さん
- チーモン白井さんがやたらと色々買うよう勧めてきた(吉本ルールではつまり買ってあげる、ということ)
- 理由を問うと「お父さんがこういうときは後輩に沢山驕ってあげなさいっていうから、沢山お金持ってきたー」と言われたそう(笑)
LLRご本人達曰く、こうやってネタ時間を気にせずに漫才が出来る場があまりないので楽しかったとのことでした。それはLLRファンとしては常日頃から思っていることで…自分達で漫才ライブやれば良いのに!時間気にせずに好きなだけやるやつをさー!短い時間でもちゃんと面白いんですけど、やっぱり10分ぐらいの尺でやってくれたほうがしっくりくるっていうのは、本人達がそういう意識でやっているからなんでしょうね、きっと。
漫才大作戦には通っていますので月に2本はLLRのネタ見ているわけですけど、あちらは新ネタが主ですからどうしても不完全な部分がありますので、こうやってちゃんと出来上がっているネタを見るのはやっぱり良いですね、もれなく面白いっていう。AGEAGEも全くチェックしていないので、久しぶりに見るネタばかりで非常に楽しめました、面白かったなぁ。
終始、時間を気にせずに漫才が出来るのは良い、という発言をしていたので、この人達*10は漫才が好きなんだなぁ、と思って嬉しかったです。他の芸人さんの志向は別に良いのですが、自分が好きだと思っている芸人さんだけは漫才が好きであってほしいです、漫才に惚れているので。全くお笑い好きではない子に熱く語って苦笑いされたのですが、「漫才は目的だ」*11って言いきってほしいんですよね。手段なんて言われちゃった日には…泣きます、そこに惚れ込んでいる私ってなんなんだよ、って思っちゃいますもん。