第一回お笑いクラシコ〜芸人軍団のプライドを賭けた戦い〜
内容不透明なライブに行ってみました。
ネタライブを中心にライブを選んでいるので、このようなコーナーライブに行くことはあまり無いのですが。行ってみるとやはり楽しいものです。
お笑い界には数々の軍団が存在しており、東京吉本若手界にもたくさんの軍団がある。今日はその中でどの軍団が最も強いのか決めよう!
というような趣旨。
基本的には11期以下のメンバーを集めてのライブだったようで、あまりにも賑やかなものでMCが捌ききれない場面もチラホラ…というかそんな場面がほとんど(笑)
そして、やはり顔を見ても名前を聞いても分からない方が数名いらっしゃって、もっと若手見ておかないと置いてかれるなーなんてボンヤリ思っていました。ただ、これ以上お気に入り芸人さんが増えたら行きたくても行けないライブが増えてしまうので、わからないぐらいが丁度良いのかもしれません。
非常にわちゃわちゃしていたので覚えきれていないのですが、印象的だった部分だけ残しておきます。
- 井下グンゼ倶楽部
登場時にはメンバーが井下さんを囲み、ズボンを下ろしてのグンゼパンツ披露が(笑)
原宿(だったかな?)にグンゼの専門店が出来た際に結成。
twitterで活動をつぶやいているのを見ていたので、個人的には今回唯一認識のあった軍団でした。
- こはまんジャパン
実際プライベートで遊びに行ったこともないらしいメンバー。
小浜さんの軍団と言うよりは「ゆっちゃん大好き芸人」の集まりとのこと。
小浜さん一応リーダーなのに「好きじゃない」なんて言われる始末。「ゆっちゃんは?オレのこと好き?(小浜)」「うーん…はじめまして☆(ゆっちゃん)」
- ヒーロー大好き軍団
これは軍団だったんですね。
普段はタモンズ安部さんを加えて「ヒーロートーク」というイベントを行っているメンツ。
登場時にヒーロー戦隊宜しくのポージングを決めており、一番まとまっていました。
- こくばにあファミリー
この軍団が、終始ミニコント?くだり?をしかけてくるものだから、MCのパンサー向井さんは困っておりました。
ちなみに向井さんはこの軍団だけは知ってる、とのことだったので以前から活動しているのかな?
- プライベートライアン
こちらも何のゆかりもないメンバーだそうで(笑)
チーム名もなんとなくつけたんだとか。
- 少女時代
3人が白地のTシャツ+デニムという仕様なのに、岡部さんだけ普段のカラフルなお召し物で浮いてる感満載。
「白にするとか、決めてたんなら言えよ!(岡部)」とのこと。
岡部さんは20日ぶり?とかの無限大ホールでのお仕事らしく、曰く「皆とかける思いが違う」とのこと。
各チームの紹介だけで大幅に時間をとってしまう。
残り2チーム残っているのに「まきで」との指示が入ってしまう状態。
あまりにも好き放題でまとまりの無い状態なものだから「ぶちこみ合いちゃうぞ!(井下)」とお怒りが。
井下さんは本日おそらく唯一の良心でした(笑)なんとなく性格が感じ取れますね。
- 早抜け大喜利
- とにかくひどい。他の人が回答権を得てMCがお題を読んでいる途中なのに「はい!」と挙手したり
- 回答中に叫びだしたり
- 隣の人の回答を勝手に消したり
- かつてこんなに騒々しい大喜利をみたことがありません(笑)
- ここでも井下さんが「needsの鬱憤はらしとんやないぞー」とお怒りに
- そんなこんなで大喜利の本質はあまり楽しめなかったのですが個人的にツボに入った回答
- 「豚に真珠のような言葉を教えてください」『けつにポン酢(じろう)』
- OKが出た人は客席に用意された各軍団毎の座席に座ることになっている
- (左右で3チームずつ配置*1)
- 早々にOKをもらったバース近藤さん、一人客席にいき
- 「早くしてー!結構さみしいからー(近藤)」
- しかし肝心の大喜利を勧められないぐらいのワチャワチャになり、その処理に時間を割くことに
- 「こんちゃんゴメンね(向井)」
- こはまんジャパンチーム、第一回答者の黒沼さんが抜け第二回答者のゆっちゃんも抜け二人で並んで座りキャッキャッしはじめる
- その後ろで一人座っているジャスタウェイ
- 「みなさーん、気をつけてージャスタウェイの冷めっぷりハンパないよー(向井)」
- 大喜利では唯一少女時代チームのみがポイント獲得
- 相撲
- 好き放題が過ぎるこくばニアファミリーに対し「取り締まれよ!」とMCに抗議殺到
- 厳重注意を受け
- 「もう、ここが図書館やと思います(山西)」
- くじ引きで弱・中・強のいずれかを引き、出たランクのデブと相撲対決をするというもの
- 弱でも強すぎて誰も勝てない
- 唯一好戦をみせたじろうさん、9割方勝てる体勢だったのに自ら転んでしまい負ける
- 全体戦終わってデブ達がはける中「中と強の試合見せろー(小浜)」
- デブに戻ってきてもらい、誰と誰を戦わせるか協議
- 「どうしますか?中と強?弱と強?どっちが見たいですか?(向井)」
- 「どっちも見たくない(長谷川)」
- どうやら舞台向かって右側のエリアの方々だけが見たい様子(笑)
- スター○×クイズ
- スターに関するクイズが出るので○×を選び、最後に残っていた人数×30ポイント獲得出来る
- このスターがもしかしてスター関根かも…?みたいなノリが始まったのですが岡部さんふわっとさせてしまう…
- 最後のほうの問題は全然スターじゃない方についての問題
- 荒井遥(だったかな?)ちゃんはDカップである、○か×かという問題
- 出てきた女性はぽっちゃりな女の子
- 正解はBカップ
- 「Bカップって納得いきません」「だったらあのムニムニは何なんですか?(岡部)」
- 確かに見た感じは巨乳に見える
- 「アンダーがね、多少ね(向井)」「アンダーが多少、どころじゃない(井下)」
- 遥ちゃんのパーソナルデータについての質問が続々と
- 「他に質問ある方いらっしゃいますかー?(向井)」「まだ質問コーナー続きますか?(岡部)」
- イントロを聞いて、曲の歌いだしを当てよう!というゲーム
- 各チーム一人代表を決め、他のメンバーが曲を選ぶ。
- 曲の難易度に応じて獲得できるポイントも変動
- 回答者は目隠ししており、どんな曲が挙げられているのかは分からない
- けれどヘッドフォンなどはしていないので、外の声は聞こえている状態
- 4番目に回答権を得たこはまんジャパンチーム、回答者は小浜さん
- 「砂金のほうがオレのこと良く分かってる(小浜)」とのことで砂金さんが曲を選択
- 敵チームなのに…?
- しかし、歌えなかった小浜さん
- 他に何の曲があったのかを確認するや否や「ちょっとー!純恋歌だよー!砂金ー!(小浜)」
- まだ挑戦していないチームがいるのに、曲名を叫ぶという失態
- 「彼はね、妹がいるんでね、あたたかく育ったんです(山西)」
- 最後の回答者だったバース近藤さん
- この時点で少女時代チームは優勢のため、ポイントは低いけれど絶対歌えるであろう曲を選択
- 近藤さん、ノリノリで歌いきるけれど…とても下手(笑)
- 歌詞は合ってたけど音程めちゃくちゃ!という野次が飛ぶが
- 「井下、歌はハートだよ(^^)(近藤)」
- 最後に早抜け物ボケ
- ここでじろうさんの披露した「恐怖!尿まき男!」という下ネタが会場にドハマりするという現象が
- 「本来NGなんですけどね、ウケちゃったんでね(向井)」*2
- ここでの岡部さんは非常に輝いておりまして
- 「岡部健在!(向井)」
他にも色々とあったのですが、とにかくずーっと何かしら起きていて何がなんだか、そして人数も多いためにどこを見てたらいいのか分からないというような現象に。
向井さんはさぞかし大変だったろうと思います。これはポテ少菊地さんクラスの仕事だったんじゃないでしょうか、もう誰も言うことを聞かないっていう…。
それぞれネタはすごく作りこまれてて、完成されているということは知っているが故に、見ていてハラハラするというかどの方向に転んでしまうのか分からない感じ、とても「若手芸人」という感じがして楽しかったです。
それでもって、お客さんがすごくノリが良くて反応が良くて、それを内輪ノリと言うのかもしれませんが(苦笑)ネタライブとはかなり雰囲気が違うんだなーと感じました。コーナーライブが好き!という方はこういう空気感も含めて好きなんでしょうね。一緒に楽しんで作りましょう!というような感じ。
ネタはちょっと苦手かな…と思う方も、こういう場で見るとすごく面白かったりして。つい「ネタがネタが」と言ってしまいがちなのですが、芸人さんの能力っていうのはネタだけじゃないよね、とか当然のことを改めて感じたりしたのです。