まんざい道


以前シアターDで毎月開催されていた漫才広場というライブが、∞ホールに場所を移したと同時に名前をまんざい道*1と変えての第1回
久しぶりにガッツリたくさん新ネタを見れたので大満足!というのと、やっぱりこれだけの組数を見るのは結構しんどいな…というのと。
これから毎月開催するのかどうかは不明ですが、来月はもう決定しているようなのでとても楽しみ。

ネタバレ有りのネタ記録。
  • OPMC:ダイタク
「記念すべき第1回目の最初のMCがダイタクってねぇ」「『ゆったり感じゃないのかよ!?』って思われたでしょうけど」*2
ざっくり趣旨説明と、タクさんの小粋なトーク。
  • エレーン:グルメ
お互い自称グルメだと言うので、提示されたジャンルでのオススメの店を言い合うというゲームをやろうよ、と。
すき家はうなぎ屋かカレー屋でモメる。
  • 鶏あえず:究極の選択
コンビ名が全部平仮名だったような気がしていたのですが。ずっと勘違いしていたのかな、やだ恥ずかしい。
究極の選択、ということでカレー味のうんこと、うんこ味のカレーという選択を経由してからの、性格の悪い美人と性格の良いブスどっち?という選択。女選びのほうが主軸。
「それはただのなでしこジャパンだから」は今思うと面白いんだけど、なんだか仰ってる本人のキャラクターを知らないばかりにちょっと引いてしまった。「誰が言ってるのか」っていうのも大事な要素なんだな。
  • TEAM BANANA:浮気のライン
どこからが浮気か、という話でなかなか浮気だと判断しない…。
「私はいつもお肉のこと考えてるから」「そんなのフェアじゃない」 売れたらパチンコ台とか出したいよね
全く持って似たような設定で、自分の好きなコンビがネタを作っていたことがあるのでどうにもそれと比較してしまった。*3
  • テゴネハンバーグ:甲子園で漫才
甲子園に行きたかったけど今となっては叶わないけれど、甲子園で漫才がしたい。
モテ期が止まらない北見さんだけど、おじいちゃんのほうがもっとモテてたという話からのおじいちゃんの最期
「かぶっていたハットを取ってあげて」「おじいちゃんのモラルを疑うよ」
ベイビーギャングは実はかなり好きなコンビなんだけど、好きだと思っているポイントのツッコミフレーズが今日はあんまり目立っていなかった。
「衣装よせてみたんだけど、どう?」
  • オープンスペース:母の日
ここ数年母の日に何もしていないので、良いところに食事にでも連れてってあげたいという砂金さんと「それを見たい」という高橋さん。
お決まりのやりとりですが「じゃあブスは認めたっていうことですね?」
  • ダイタク:タッチ
双子だから、というわけではないけど漫画ではタッチが一番好きだ、とダイさん。でもちゃんと読んだことが無い人も多いだろうからここでストーリーを紹介しよう。
「ポンってやるな」「ダツヤとタクヤとユキミ」「タクが死にます!」
毎回毎回ですが、よくもまぁ双子というキャラクターを取り入れながらこんなにも色んなパターンのネタが作れるもんです。それで面白いんだから、もうすごいとしか。
数週間前に無性にダイタクのネタが見たくなっていたので、見れて満足。とても面白かったし。

  • 中MC:トンファー
結構時間が押していたのでサラっと。
  • まえうしろ:結婚の挨拶
沖縄が大好きなので、沖縄の人と結婚したい中本さん。ただ結婚の挨拶が上手く出来るか不安なのでやっておきたい。
「うちがおかしいことになるから」「逆ナンです!」「デキてはないですけど、ヤってます!」「こっちから願い下げだよ!」
結婚の挨拶のネタなんだけど、導入で「沖縄の人と〜」というのがあることで何となくよくあるものと違うように見えるのが不思議。私が単純なだけか(笑)
  • 笑鷺:人生で大切なものベスト3
人生で大切なものベスト3を言い合う、というネタ。
「ナナメにしか進まれへん」*4「親もお客さんや!」
  • ザ☆忍者:驚かせたい
人を驚かせるようなことをしたい、という大久保さん。手品とかイリュージョンとか超能力とかやってみる。
「トランプに鳩仕込んでないから!」「BGM変えて」「ここかぁ!」「絶対寝てないじゃん」
  • 相席スタート:女心、男心
女心が分かっているのか、男心が分かっているのか、それぞれクイズにする。
「私タイプじゃないから」「今日のディナーは豚丼な」「ねぇ、暇なんだけど」
山崎さんも山添さんも前のコンビの時から上手いなぁって思っていたので、お二人がコンビを組んだのはとても楽しみで。ネタを見るのはこれで2回目。
前コンビのときはしっかりしたツッコミでネタを誘導していた山添さんが、なんかちょっとボケっぽい?というか山崎さんに引っ張られているように見えるのは、お二人が先輩・後輩の関係だからなのかな。とても自然な会話のような感じがして上手いなぁと思った。個人的にはKBBYの女の子が二人でカフェでダラダラ喋っているかのようなトーンで進む漫才がとても好きだったので、それに近しい感じがして嬉しかった。
女心クイズの答えを山崎さんが提示するたびに拍手が起こっていて、以前のコンビでも「分かる分かる!」みたいな女子の気持ちを散々語っていたのにそんな拍手なんて起きなかったのに、こういうのは受け入れるというのはやはり同じ女子とやっかむみたいな内容だと同調しにくかったのかな。
  • 田畑藤本:彼氏にしたい大学ランキング
彼氏にしたい大学ランキングで1位が慶応、東大は5位ということに不服を唱える藤本さん。
「5回もチャンスがある」「東大ボーイ」「大盛りが売れていくのを見る特盛りの気持ち」*5「お前は並盛りや」
面白かったなぁ。本当に本当に本当のところ藤本さんがどう思っているのかは分からないですけど、なんとなくの世間一般の東大卒の方へのイメージに乗っ取ってるからこんなに面白いんだろうなぁ。 カラーギャングに誘われた神野さん。
「長瀬くんが出てた有名なドラマ」「ムコ殿?」「お前は腹黒い分よりブラックギャングかもね」
恋愛?女の子?の要素が無いネタは久しぶりに見た気がする。
  • タモンズ:夢を語る友達
バイト先に夢を語り合いながら酒をのめる友達がいる。
「佐藤くんは良くない友達や」
面白かったんだけどあんまり覚えていないので、「43歳でビジュアル系バンドを目指している」というフレーズに刺さるものがあったからでしょうか。
  • トンファー:やりたいこと
山西さんのやりたいことをやってみようとする度に、乱暴に介入する小浜さん。
「もう何もやりたない!」「一生ぼーっとして暮らす!」
フレーズを書き起こそうとすると、会話らしい会話がほとんどないネタだったんだと改めて実感。台本として書き起こしたら何の中身も無いだろうに、それを漫才「らしく」演じられるんだからやっぱりトンファーって素敵!(ファン)
途中「ん?」って思うようなところもちゃんと処理してくれるし。本当にノーストレス漫才。*6
山西さんのツッコミがボケそのものの発想よりもトンだところに行ってしまうようなネタでも、ツッコミとしての色を失わないのは、どこかでちゃんと観客側の視点を持ち続けているからなのかな。それは今回のネタとは関係ないところなので、良く分からないけど…。

こちらもサラリと
  • サヨナラダンス:野球
きっかけは忘れてしまったけれど、野球は恥ずかしいからしたくない、と中村さんが説くというネタ。
このあたりから集中力が切れてしまってあまり記憶が…。
  • エレベーターマンション:1万貸して
大河さんが1万貸して、と頼むも嫌だと断れてしまったので「じゃあいくら持ってるときなら俺に1万貸せるの?」と問い詰めて、実際そのシチュエーションになったときに貸してくれるのか確認する、というネタ。
そこからだんだん額が倍増していって…と書きだしてみると、なんだか複雑なネタに思えるのが不思議。(見ている限りではそんな感じがしなかったので)
  • ニューヨーク:顔をさされる
有名になったら道で顔をさされて、ヤンキーとかに絡まれたりするんだろうなーというネタ。
「普通のヤンキーやって」「酔っ払った大学生がその次に嫌いやから」
途中の「まじ謎」というフレーズがめちゃくちゃウケていたんですけど、私は「酔っ払った大学生」へのイメージがすごく不明確だからいまいちピンとこなくて残念だった。
  • ボーイフレンド:女を落とす方法
気になる子がいるという黒沼さんに、既婚者である宮川さんが女の落とし方を教える。
面白かったんだけど…なんかあんまり覚えていない。
こういうちょっとむず痒くなるようなネタはそんなに得意では無いのですが、もっと黒沼さんをバカにした気持ちで見ればもっともっと面白く見えるのかもしれない(と言うのはノンスタのイキリネタを見てる時の自分を思い返して思ったこと)
  • デニス:ファミレスでバイト
ファミレスでバイトしたい、という設定のコント→外人ボケ要らない→やっぱり外人ボケやったほうが良いかも?
「そっちに土地はないよ!」
忙しくてガッツリ新ネタを作るような余裕は無いのかな…単純に去年いい線まで行ったネタの方向で模索してるだけなのかな…前者だったらさみしい…。
  • 天狗:早口言葉
坊主が屏風に上手に坊主の絵を書いた、という早口言葉をベースに妙な物語が展開していく。
途中で「ん?なんて言った?」って混乱してしまって、それが言い間違いがあったからなのか聞き取れてないのか単純に私が想像力が無いのかは分からないけれど、とにかく途中でついていけなくなってしまった。一応早口言葉なのである程度の速度で話していたからかもしれない。 犬派と猫派とどっち?
「犬のおまわりさん」
先のネタで頭が混乱していたので、分かりやすいネタで助かった。面白かった。
  • ゆったり感:卒業式
クラスにいるムードメーカーに憧れてたという中村さん、卒業式の時にユニークなことを言ってくれた校長先生に憧れてたという江崎さん。それぞれの憧れを実現する。
「聞いてねーぞ!」
何となく見ていてモヤっとした原因は、コントに入っている間はツッコミ不在みたいになるからなのかも。ゆったり感はボケて・ツッコんでのネタというイメージが強いからかな。こういうのは要らぬ先入観。


本当に最後のブロックは完全に集中力が切れてしまって、あんまり覚えていないのがとても残念。ネタ時間制限が無かったのかなぁ。同じ値段で構わないから出演者を減らして2日間に分けてやるわけにはいかないのかな…。
GWだからかお子様連れの方もちらほらいらっしゃって、最後の方はやっぱり疲れちゃったのか少しグズっていて可哀相だった。好きで見に行っている大人の私ですらグッタリしてちゃんと見れなかったのに、お子様だと余計耐えられないよね…。

*1:まんざいみちと読むみたい

*2:この発言で笑ってる方が多かったので、そう思ってる方が多かったんでしょうね

*3:スーパーマラドーナ

*4:こんな言い回しじゃなかった!絶対間違っている!

*5:これもこんな言い回しじゃない!

*6:と言ってるのは私だけ