神保町新春辰年ライブ 新春!笑龍繁盛寄席〜4日の回〜


神保町花月にて4日〜6日までの3回行われる「神保町新春辰年ライブ 新春!笑龍繁盛寄席」に行ってきました。4日の今日が初日とのこと。
開場時にカジノのコインが5枚1セットずつ配布されました。何に使うんだろう、と不思議に思っていたのですが、全12組のネタを見終えた後に、おひねりタイムが設けられるので面白かったコンビに投げ込んでください。とのことでした。
後列の人は舞台まで届くのかな?とか、ちょっと恥ずかしさもありましたが、1度投げてしまえば結構楽しいものでした。ただ実際最前列の方は何度かコインが頭にぶつかっていたようなので、少し危険なシステムかな?
5枚1セット(輪ゴムで縛られてる)を丸ごと投げ込む方がいたり、ビスコ(私物?)を投げ込む方がいました。

2012年のライブ初めを、大好きな漫才のライブで迎えることが出来てよかったです。
ライブの趣旨説明など。
  • ダイタク:分身の術
忍者になりたい、双子だから分身の術を再現できるのでやってみよう!
ダイタクにしてはウケていなかったです、皆見慣れたネタだったのかな。
山本さんの妙な語り部調のネタ
途中に入ってくる証言のような部分が女性に変わっていました。
  • ボーイフレンド:怖い話
怖い話のオチの部分*1を練習するネタ
ツカミの部分で昇り龍*2を披露し「今年は僕らの年って言われてますから(辰年なので)(黒沼)」「言ってるの2人だけですけどね(宮川)」というやりとりが。
漫才によくあるパターンの設定では、自分のキャラクターが生かしきれない
面白かったのですが、えんにちの漫才は何度も見たことがあるので、例に出してくるような設定で存分にキャラクターを生かしているネタがあるのを知っているということと、使い古されたネタ設定でもあのキャラクターを持ってして彼らだけの独特なものに仕上げてしまうところが、えんにちの良さだと思っていたので、自分の好みとはちょっと違うかなと思いました。
  • トンファー:超能力
好きなネタです!やっぱり面白いです!
が、漫才広場で初めて見たときの長さがやっぱり一番しっくり来ます。ちょっと物足りない感がありました。
ツカミの部分では「ハッピーメリークリスマス!(小浜)」「ちょっと遅い、もしくはめちゃくちゃ早いか(山西)」というやりとりがありました。
  • 天狗:ポテト
「ご一緒にポテトはいかがですか?」と勧めるのは難しそうだからやってみよう、というネタ。
だと思うのですが、もしかしたら「ご一緒にポテトはいかがですか?」と勧められたときに断ることが出来ないから教えて、というネタだったかもしれません。
導入部分を聞き逃してしまいました。

神保町花月のお芝居公演のセットが設置されているので「誰かふざけてここ(後ろが段になっていた)から出てきたりするんでしょうね〜(福田)」と妙なフリを。

ファンタジーが好き、ピーターパンが好き、と言っているのにやってみるとおじゃる丸になっているというあれ。
ユパ様のくだりが好きです。
30代になって太りやすく痩せにくくなったという金成さん、何か良いダイエット方法無い?というネタ。
ものすごく面白かったです。ギンナナのネタはそんなにいくつも見たこと無いのですが、キクチさんのキャラクターというのは、なんだかもう反則ですね。脈絡の無いことをやっているのが、似合いすぎますし面白すぎます。
「俺宝くじってまあまあ好きなんだけど(根建)」という入り。その時点で面白そうなのがズルイです。
説明がスムーズじゃないというか、回りくどいというか、囲碁将棋らしからぬモタつきを感じました。囲碁将棋の基準点は高すぎるのでちょっと違和感を感じると、ものすごく色褪せて見えてしまいます。
何が違ったんだろうか
  • LLR:いっていい?
近々デートの予定があるという伊藤さんに対し「俺もデート行ってもいい?」としつこく聞くネタ。
かなり久しぶりに見たような気がします。とても好きなネタです。
「いっていい」の音だけでネタが作られているという。だいずきのネタがあって、このネタがあって、その後これだけガッツリと言葉あそびだけのネタって見ていない気がしますが、LLRのネタでは言葉あそびのネタが好きです。
  • ロシアンモンキー:春の海
正月によく聞く曲を口で真似ようと思っても上手くできない、というネタ
よく聞く曲というのが「春の海」なんですが、あの琴の音が続いた後の尺八かな?あの伸びる音が口では表現できない!というような内容でした。
正月用に作ったのかな?
曲にのせて自己紹介をする、というネタ。
導入部分で「手を差し出したら名前を言ってね」という大事なフリを落としたままネタが進んでしまっていました。見慣れたネタなので無くても分かるのですが、やっぱり少し違和感がありますね。


全員のネタが終わっておひねりタイム!
1組目、2組目からかなりの量が投げ込まれるので「最後までコイン残ってるの!?」と心配する先輩方。そして「今日の客は若手好きすぎる!(中須)」と。
1番コインをゲットしていたのは、ギンナナで60枚近く。加えてビスコも投げ込まれていました。
コインを投げ込んでもらう時は大きめの白い布をコンビ2人で拡げて持ってそこにコインを蓄えるのですが、マキシマムパーパーサムの時は長澤さんの帽子に入れることになり、お客さんが長澤さんが手に持つ帽子めがけてコインを投げつける形に。案の定、頭に直撃しておりました。
ネタ順でおひねりタイムが設けられていたので、最後のポテト少年団までコインが残ってないんじゃ?と不安だったようで、途中5枚1セット丸ごと投げ込まれたのを見て「こんなのはただのファン(投票)だから、丸ごとは1枚と同じように換算しよう!」と主張する菊地さん。
トンファーのおひねりタイムの際には「ing5位!」と野次られていました。5位の名に恥じないような量だったんじゃないでしょうか(笑)*3
コインを10の束にして枚数を数える、ということをいち早く発見していたボーイフレンド宮川さんが集計係になっていました。活躍が素晴らしい!とイジられているのを、嬉しそうに眺める黒沼さんがいました。

コイン獲得枚数が一番少ないコンビは、1発ギャグを披露。それに対して判定をボーイフレンド宮川さんが「昇り龍」で示す。最後の頭を叩くツッコミまで決まれば合格で金一封となる。(コイン獲得1位ではなく最下位がもらえるという妙なシステム)
本来はお客さんの反応を見て、バロメーターのように途中でツッコミを止める予定だったのだと思うのですが、普通に最後までツッコんでしまう宮川さん。そのためやり直しさせられるダイタクのタクさん。*4


わちゃわちゃする若手を見ながらギンナナ金成さんが「若手の絡み、おそるるに足らず」とメモをしていました。さすが2期生(笑)

宮川さんは明日、明後日もエンディングに同じ要員で出演するそうです。3日目に完璧になる予定らしいので是非どうぞ(笑)

*1:お前だー!と言って驚かせるアレ

*2:宮川さんの独特なツッコミ、足元から頭にかけてツッコミを連打する

*3:48枚ぐらいでした

*4:ダイタクとえんにちが最下位扱いとなりました