さらば青春の光「なにわナンバー」
松竹のコント師さん「さらば青春の光」のDVD「なにわナンバー」を見ました。
本編が約1時間、プラス特典映像という構成。
さらば青春の光のことが特別好みかと言えばそういうわけでもないのですが、DVDに収録されているネタはどれも面白くて上手で、すごく面白いコンビだということがよくよく分かります。
彼らのことあまり知らないからなーと思って、DVDまで手が伸びない方も是非見ていただきたいです。
見終わった後はライブで見てみたいと思うはずです。
- 交通事故in枚方
- 取調べ
- マジック
- 病室
- カウントダウン
- 正門
- 上司と部下
- 合格発表
- ラーメン屋
- 親子
- オークション
- ファミレス
- イリュージョンショー
- 美容室
ギュっと一時間、コントを続けて見ていって気づいたのは、さらば青春の光のコントにおける魅力って森田さんの驚いた(またはビビっている)あの表情だということ。
あの表情がとてもよく似合っていて、その様がとても可笑しいし愛らしい。
その一方で東口さんは、あまり表情が変わらないことが多いというか*1、森田さんが演じているキャラクターは周りに翻弄されているような印象で、東口さんの演じているキャラクターは自分をしっかり持っているというか、ブレていなくて、有無を言わさぬ説得力を持っているというか
個人的に好きなのは「ラーメン屋」のコントでした。
自称ラーメン好きのお客さん(東口さん)の「美味しい」「不味い」以上のもうひとつの評価にピンときていないというか、変だ・おかしいと思いつつも、その評価に振り回されていっちゃう店主さん(森田さん)がなんとも可笑しくて。
で、東口さんの言っていることはよく分からないし、どう考えてもズレているのに、そこの世界では(客と店員という関係性も含めて)東口さんが主導権を握っているという、不条理さが面白かったです。
そういう意味では、カウントダウンのコントも面白さが似ている。
レストランの設定で、森田さんが客、東口さんが店員なのですが
最初は客から作り出された強引なルール*2だったはずなのに、いつのまにか店員に乗っ取られて、結局自分がそれに翻弄されてしまうという。
他には、過去に見たことがあったために今回DVDを見てのインパクトという点では足りなかったけれど
マジック、正門のコントなんかは、やっぱり何度見ても面白いです。
終盤の「イリュージョンショー」のコントには、マジックのコントで出てくる「ベンジャミン森田」というマジシャンが登場するので、そこも必見。