神保町TV吉田トーク


今回で17回目とのこと。
減りもせず、増えもせず、一定の客数を保っている(らしい)このライブ。

吉田さんがMCのトーク番組の収録、という設定で毎回色々な職業の方(に扮した阿部さん)がゲストに招かれます。
普通のトークライブとも、そしてコントとも違った、なんとも不思議な・ポイズンの魅力たっぷりなライブです。

今回は、前回に引き続きポイズンの2人+ゲスト1名で行われました。今後もこうやってゲストを呼んでいくのであれば、そのゲストの方のファンの方も来て…というように客数が伸びれば良いのですが。
前回はセブンbyセブンの玉城さんがゲストとして加わっていたのですが、今回はマキシマムパーパーサムの長澤さんが。
職業は「漫画家」でした。

吉田さんの一人しゃべり
最近よく夢を見るらしい吉田さん
  • アタッシュケースを開けたら、お米がビッシリ入っていて」「炊かれたお米が」
  • 「口の中にガラスの破片がいっぱい刺さっていて、血ダラダラ流しながら人と話し続けるっていう…」

ゲスト呼び込み
ボーダーのTシャツに、オーバーオール(右肩は留めない)頭にはベレー帽というお揃いの出で立ちで登場する阿部さん・長澤さん
ハゲを見せるかのように浅めにベレー帽をかぶっている長澤さん。
  • 「もうちょっと深く被ったほうがいいんじゃないですか?(吉田)」
  • 「ここらへん(ハゲの部分)には何も無いほうがいい。集中できない。(長澤)」
各々が漫画家なのではなく、2人で共作しているのだそう。(ゆでたまご先生みたいな)
  • 「お名前はなんと言うんですか?(吉田)」
  • 「温泉たまごです(長澤)」
  • 「僕が温泉で、彼がたまご(長澤)」
どちらかが原作、どちらかが絵、というような役割分担は決まっておらず、作品によって変わるのだそう。
  • 「だからペンシル君のときはー(長澤)」
  • 「誰ですか?ペンシル君って?(吉田)」
温泉たまご先生の代表作「ペンシル君」
大学の同級生で、落研で出会った2人。2人で漫画家を目指そうと誘ったのは温泉さんだそうで
  • 「僕から『組もうよ』って言ったんです(長澤)」
  • 「それで、『いいよ』って?(吉田)」
  • 「僕、腕のことかなーって思って(阿部)」
  • 「びっくりしちゃった(腕を組んできたから)(長澤)」
漫画を描こうにも、何も知識が無かった二人。
  • 「とりあえずペン買いにいってね(阿部)」
  • 「そうそう、2人でペン買いに行ったんです(長澤)」
  • 「あの、(専用)の紙とかも?(吉田)」
  • 「いや、そんなのあるってことも知らなかったから(長澤)」
本当に全く、何も分かってなかった温泉たまごの2人。最初は紙ではなくて砂に書いてた。
出版社に売り込みにいく、という知識も無かったため当時売れっ子だった手塚先生に直接見せることに。
  • 「でも砂だから。持っていけないから(長澤)」「一コマずつ持っていくってわけにも行かないし」
  • 「ちょっとヨタヨタしちゃうと、もう消えちゃうから(阿部)」「電車とか乗っちゃったら、もう」
「砂に描く」という手法は、手塚先生も真似したと言い張る2人(笑)
  • 「え?どうなるんすか?店に並べたら消えちゃうでしょ?(吉田)」
  • 「ね(長澤)」
  • 「ページもめくれないじゃないですか(吉田)」
  • 「ね(長澤)」
作品も、パクられたと言い張る2人
  • 「え?どれですか?どの作品ですか?(吉田)」
  • 「一番有名なやつ(阿部)」
  • 「どれも有名だから…(吉田)」
  • 「今思ったやつだよ、言ってごらん(阿部)」
  • 「…てつわんあとむ…?(吉田)」
  • 「うーん(2人大きく頷く)」
  • 「今、どれ言ってたとしてもそのリアクションするつもりだったでしょ?(吉田)」
自分達以外の人も作品をパクられてたなんて言い出す
  • ブラックジャックとか(阿部)」
  • 「え?あれもですか?(吉田)」
  • 「もともと『グレイジャック』っていって」「免許も持ってたな(阿部)」
  • 「闇ではなかった?(吉田)」
  • 「研修医の話ですね(長澤)」
吉田さんを漫画に出演させてあげるよ、という話に
吉田さんの希望は、学生漫画で出来れば不良系のもの。
不良系の作品で、過去に大コケしたことがあるらしい。
  • 「バイクがね、出てこなかったから(阿部)」
  • 「バイク…必要ですか?(吉田)」
  • 「みーんな徒歩(阿部)」「ケンカもない」」
  • 「握りこぶしも一度も握らせなかった(長澤)」
  • 「それで不良描けるんすか?制服…長ランとか着させて?(吉田)」
  • 「いや、私服の学校だから(阿部)」
  • 「それでどうやって不良を演出するんですか?(吉田)」
  • 「…ひげ?(阿部)」
ヒゲを伸ばした生徒ばかりのクラスに転校してきたヒゲなしの少年。
彼の名前は「ヒゲ山ヒゲ春」(名字はヒゲ「山」じゃなかったかもしれません…)
第一話のラストの一こまは、そんな彼の顎のアップ。すごくヒゲが濃い(笑)
  • 「…全然分かんない(笑)(吉田)」
時間が推してしまったようで、急ぎ気味で吉田さんのキャラクターの構想だけ描いて終演。
  • 「これ楽しいな、来月もこれで(阿部)」


すごく面白かったですし、本人達もすごく楽しそうで何よりでした。
前回は阿部さんが弟子っ子という立場での出演だったので、玉城さんが主軸になっていたことで、ポイズンの世界観というよりは玉城さんの世界観が勝っていて、なんとなくポイズンファンとしては消化不良の部分もあったのですが
今回は阿部さんが主軸で、ところどころ詰まったら長澤さんが上手くフォローというような感じでした。
なので、阿部さんも実はすごくやりやすかったのかな?と。これまで、たまに言葉に詰まったり自分で蒔いた種に苦戦していたりもしていましたが、もう一人いることでそういうのが解消されていたような気がします。
単純に私が長澤さんのことを好きだからっていうだけの話かもしれませんが…。
私は勝手に思い込みで、こうやってゲストを招くのであれば阿部さんと親和性の高い方のほうが上手くいく…と思っていたのですが、むしろ吉田さんとの相性が重要なんですね。当然か。
ゲストがぐいぐいとカオスな空間を作り上げていく中で、吉田さんが、MCという立場でそれにどう対応…順応していくかというところが見所で、それが追いつかなくなった瞬間(今回ならば、砂に描くと言い出したあたり)からが真骨頂なのかもしれない…と。17回目…自分が参加しているのは14回目とかでしょうか、そんなに通っているのに今更かいって感じでしょうか。

ポイズンを見る機会がかなり大幅に減ってしまって、なんとなく熱が冷めつつあったのですが、やっぱり面白いものを見ちゃうと手放しで喜んでしまうかなり調子の良いファンです、私。