ナイツ独演会〜浅草百年物語〜
初めてのナイツ独演会、初めての国立演芸場、初めての落語、と初めて尽くしでございました。
ものすごくしっかりした用紙でのパンフレットと、しっかり記された演目と。
自分が今熱心に追いかけている芸人さん達が、果たしてこの域に到達することはあるのかしら…なんて考えてしまいました。こうであることが正解というわけではないんでしょうけど(こんなに立派な独演会を催さなくても、テレビスターとして大成功している方は沢山いるわけですから)でも、こうなってくれたらものすごく嬉しいなと思うような。
ナイツの漫才もさることながら、ゲストの博多華丸・大吉さんの漫才の素晴らしいこと!
パンフレットに沿って記録。
- ナイツ:自己紹介
- ジグザグジギー:転校生
ただ何度見ても…というようなネタでは無いのかもしれません、最初見たときのインパクトがやっぱり一番強烈で。
- ナイツ:時事漫才
奥さんとのやり取り(として演じている部分)が面白かったです。ツッコミスキルがありすぎる(笑)
落語、安い居酒屋のお話。落語はテレビでチラッと見たことは数回ありますが、しっかり聴くのは初めてで、当然生で見るのも初めてで。
ゲラゲラ笑うというよりは、なるほどー上手いなーと感心しながら見るという感じで正解なんでしょうか。
ゲラゲラ笑うことに慣れていると、やや静かに聞き込むような雰囲気がなんとも不安に感じてしまって。
- ナイツ:ヤホー検索10連発
- 今年も大人気のアイドルグループ
- 過労死寸前のおじさん
- 世界を股に掛けて活躍する俳優
- 超サッカーが上手い人
- 異常に高い建物
- やたらと衣装が派手な人
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- とても言いにくい名前
- すごく占いを信じちゃう人
- 何回も結婚してる人
-
- あやしい団体
言いにくいことをワザと避けてトボけた様子で土屋さんに問いかけ、核心は土屋さんに言わせるという姑息な感じだとかも含めて面白かったです。 ネタ合わせの為の2時間前に入ったけれど、マセキの会長さんのお話につかまってネタ合わせが出来なかった、なんて仰っていましたがどこまでが嘘で真なのか…?
記念日、昔話の2つが主テーマだったのかな。合間合間のつなぎの会話が面白いのなんの。
「(年齢的に)もうネタを作れない」「若い子が何を面白いと思うのかが分からない」「同じ事務所ですけど、肘を出されて何が面白いのか!?」と嘆きつつ両肘を交互に出す大吉さん。
「お釈迦さまと同じー」とか、到底若手芸人では聞けないようなボケだろうなーと思いつつでもだからと言って既知感も無くて、そういうところをつけるというのが本物っぽくて素晴らしいなぁと思いました。*1
あと領土問題の話題の時に、パンダを用いて解決しようとするあまりにも急角度な提案を、ツッコミ役であるはずの大吉さんが投げやりに放つあたりとか。もーう、好き!と思いました。
- ナイツ:野球漫才
時事漫才のときもでしたが、色々と小道具を用いたりだとかしていて「あぁこれって単独ライブなんだな」なんてことを思いました。
正直に言って野球は全然分からないですし、だからきっと面白さも半分も理解出来ていないんでしょうけど
そういうテレビだとか、もっと興行的なイベントだとかでは到底出来ないようなことをやるために独演会という機会を設けているのかなーと。
ヤホー漫才も結局は時事ネタのようなもので、時事ネタはベースが悪口…というかゴシップに近いのでインターネット上に書き残すのを躊躇ってしまって、なんだか何がどう面白かったのかを残せないのがもどかしいですが
ナイツだったら、気にせずにテレビでもやるのかもしれないですけど(笑)
*1:何をもってして、何が本物なのかは知りませんが!