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月刊コント2月号

お笑い POISON GIRL BAND

プラン9の久間さん編集ということで、定期的に行われている「月刊コント」今回はゲストにシュール5の面々…ということで、初めて参加。
非常に面白かったです。なんとも有意義な時間でした。今回は好きな芸人さんが出るということで足を運んだわけですが、出演者に贔屓の芸人さんが居なかったとしても行く価値のあるライブだと思います。といいますが、今後通うかどうかはまた別の話。

ざっくりと流れを。
コントの内容についても触れますので、ご注意ください。
キーポイントとなりそうな部分だけ残しますので、わかりづらいかもしれません。


  • OP
  • 医者役のゴエさんと、看護婦役の女優さん(?)
  • そこに現れる患者のカップル。(彼氏役にギブソンさん)彼女が風邪を引いているよう。
  • ここの場面で、セリフの中に出演者紹介をおりまぜて
  • 「今日のお昼は何食べたの?」「ライスです」
  • 「ポイズンがあるバンドなんです」
  • 「45度ですね。ななめ45度に刺さっていました。」
  • 「今日はしずってください」「しずる?しずるってどういう意味ですか?」「しずかにしていてくださいってことです」
  • 「イヌェの心を大切に!」
  • 「ほっくよう(はっくしょんの感じで)」
  • 「ひとつ、貸しっていうことで。」「借りかー」
  • そしてコントへ。
  • ライス「右手」
  • 右手だけ霊に憑かれてしまった田所さんと、相談を受ける関町さん のコント
  • 握手をきっかけに霊が関町さんへうつってしまう
  • 暗転(ネタ終了)
  • 憑かれたことに慌て、霊感の強い友人に連絡を取ろうとするが携帯を取り出すと右手が勝手に投げてしまう
  • その携帯電話を拾ってくれた、病院帰りのカップル
  • 様子のおかしい関町さんを心配し病院に行くことをすすめる。
  • 病院を案内した御礼に握手を交わしたことにより、彼氏に霊が移動
  • 彼氏は彼女の首を絞めてしまう…
  • 暗転
  • POISON GIRL BAND「ヴィンテージグローブ」
  • 野球部をやめると言っている吉田さんを、阿部さんがロンゲモノマネを織り交ぜて止めるというコント
  • 最後「俺の渾身の一球を受けろ」と言われ、吉田さんが取り出したグローブがへんな形で笑いがとまらなくなる阿部さん
  • 「これジャムパンじゃん(阿部)」
  • 阿部さんの放った球を受けて、吉田さんは手を痛めてしまう…
  • 暗転
  • 痛めた手の診察を受ける吉田さん
  • その次に現れた患者は関町さん。顔の傷(田所さんに殴られた)の治療を受け、ついでの右手の件を相談しようとする
  • ここで霊が憑いていないことに気づく
  • 「右手が自由に動かせるんです!」と揚々と話す関町さんに「脳の検査をしましょうか」
  • 暗転
  • ななめ45°「お見舞い」
  • お見舞いに来てくれた、と思った人が実は自分の隣のベッドの人とも知人で、その人のお見舞いに来ていた…というコント
  • ボール遊びしている子供を見ていたらバイクにつっこまれて骨折した
  • 暗転
  • 病室に事故の加害者と思しき人(かたつむり林)が現れる
  • ここで事故の真相が発覚、ボール遊び中の子供に駆け寄った際に転んで骨折しただけ
  • そこを通りがかって助けたとのこと
  • 同じ病室に連れてこられる関町さん
  • 病室にいる林さんを見て「お前に相談したいってやつ(田所さん)がいるんだよ!」「もうすぐお前の家行くと思うからさ!」と。霊感の強い友達とは林さんのこと。
  • しかし「これから姉ちゃんの結婚式だから」と断られてしまう
  • 暗転
  • しずる「親友」
  • 炎を見つめる二人、それは村上さんの家が燃えている炎…
  • 火事だっていうのに踊ったり、関係ない話に花を咲かせたり
  • しまいには焼き芋を焼く始末
  • (このネタすごく好きです)
  • 最終的に火の中に入ってしまった村上さんが死ぬ
  • 暗転
  • ゴエさんが入ってきて「村上先生」と
  • 村上さんは精神科医の先生
  • 池田さんは自分の火の不始末が原因で火事を起こして以来ちょっとでも火を見るとオカシクなり、先程のような行動をとってしまう
  • そこに新しい患者として連れて来られる関町さん
  • 「もう大丈夫なんです!」と主張するも「最初はみんなそういうんですよ」となだめられてしまう
  • 暗転
  • 犬の心「泥棒」
  • 池谷さんが仕事に出かけた間に入った泥棒(押見さん)
  • しかし家主である池谷さんが忘れ物を取りに帰ってきてしまう
  • 泥棒を見てパニックになって「こわいー!」と叫びつづける
  • ナイフで脅すと「ナイフこわいー!」
  • 帰ろうとすると「さみしいー!」
  • 連絡先を交換して、友達になることを条件に帰してもらえる押見さん
  • 暗転
  • 泥棒のアジト
  • 先輩であるなだぎさんの元に帰ってくる押見さん
  • 収穫なしということで、別のターゲットは無いかと考え、次の現場に向かう
  • 暗転
  • 北陽「結婚式」
  • 結婚式のスピーチをするにも、泥酔している上に必要なものを沢山忘れてしまうグダグダになるお父さんのコント
  • 暗転
  • 結婚式で留守にしている家に
  • めぼしいものを探していると、バイオリンを発見
  • とりあえずバイオリンを持って帰ろうとしたときに、田所さんがやってくる
  • 「どっちがそうですか?相談したいことがあるんですけど」
  • ここでやっと自分の右手に霊が憑いていないことに気づく
  • そこに慌てた様子のギブソンさんが「助けてください!彼女の首を絞めてしまったんです!」
  • と、頭を下げるが右手は親指を下にむけ…
  • 暗転
  • カリカ「組長!犯人見つけました!」
  • 組の金を盗んだ犯人をでっちあげるための脅迫の練習をする2人
  • しかしどうにも上手くできない家城さんはヤクザをやめると言い出す
  • だったら…ということで大金を与える林さん
  • 組の金を盗んだのは林さんだった
  • 「組長!犯人見つけました!」
  • 暗転
  • 組長に詰め寄られ、逃げ出す林さん
  • 暗転
  • 巻末コント
  • 「お見舞い」での病室にて、とりあえず待っていてということでひとつのベッドにぎゅうぎゅう詰めに座らされる面々
  • そこにカリカの2人登場、家城さんはナイフを振り回す
  • そのナイフを見て「ナイフこわいよー!(池谷)」
  • もみくちゃにされ、謝って刺される阿部さん
  • 逃げる家城さんと追う林さん
  • そうやって他の人達が騒いでいる間一人向こうのほうを見つめている池田さん
  • どうやら向こうで火事があったよう「もーえろよもえろーよ♪(池田)」
  • 「そんなことより阿部さんが!」
  • しかし阿部さんは生きていた。なんと吉田さんのグローブがクッションとなっていたのです。
  • 制服の下から出てきたヘンテコなグローブに一同爆笑「ジャムパンじゃんー!!」
  • 暗転
  • 火事の現場
  • 「なんであの人いきなり灯油撒いて火つけたんでしょうね(押見)」
  • 「分からなくもないですよ、全部右手でやってましたもんね(田所)」
  • そこへ現れた林さん「俺のアパートが!」「金が!」
  • 「消防車は呼んだのか!?」と2人に詰め寄る林さん、そして「中に入る!」と
  • 逃げ遅れたなだぎさんを助けて出てきたギブソンさん
  • なだぎさんはそれまでボブぐらいのストレートヘアだったのがくるくるパーマに(笑)
  • 「助けてくれてありがとう」と握手をしたことにより霊がなだぎさんへ
  • それにより、右手が勝手に動きだしバイオリンを奏でだす「葉加瀬太郎みたいになってるー!」
  • と、周囲の注目がなだぎさんへ向けられるなか、一人大金を手にしているギブソンさん…


伝わっているでしょうか、伝わらないだろうな。自分の文章能力の無さが恨めしいです。


久間さんのその才能は話には聞いていましたし、自分が足を運んだ数少ない神保町花月の公演の中では、久間さん脚本の作品が一番良かった、と思っています。
ですので、どう転んでも「悪いことにならないだろう」と思い行ってみたのですが、もうとんでもなく良いライブでした。基本的にはコントより漫才のほうが好きなのですが、単独ライブなどで関心させられるのは圧倒的にコント師さんのライブでして。と言うのも、一本ずつのバラバラなコント、のはずのものが繋がっていく…という構成で魅せる…という単独ライブならではといった演出方法?楽しみ方?を提供してくれるからであって。*1前置きがダラダラ長くなってしまいましたが、つまり本日の「月刊コント」もそういった「繋がっていくコント」だったのです。
なにがすごいって、そこで演じているコントは全て本人達の持ちネタであって、持ちネタをキッチリと披露した上で、そこから物語を繋げていく…という。文字にしてしまうと簡単そうですが、並大抵なことではないだろう…と。
ここで演じるコントは久間さんからの指定だったのだろうか。それとも完全に好きなものを持ち寄って、それらを繋げたんだろうか。それともある程度の枠組みの中で選んだんだろうか。うーん、いずれにしても「編集者」である久間さんの圧倒的な才能にすっかり骨抜きにされてしまったのです。エンディングにて犬の心押見さんが「久間マジック」なんて仰っていましたが、本当に魔法のよう。だって、各コンビそれぞれ全然色が違っていて、でもそれを決して殺したりはしなくて、ちゃんとそれぞれの良さはそのまま手を加えないで、ひとつのライブを仕上げていく…なるほど「編集」ってそういうことか、と非常に関心したのです。こんな感じはひどく久しぶり。

*1:もちろん全てのコント師さんがそういったアプローチをするわけではないが