ポテ少菊地の部屋


神保町花月にて隔月で行われている、ポテト少年団の菊地さんが好きなことを喋るライブ、ではなくて毎回一人ゲストを招きそのゲストに好きなことを喋ってもらうというライブ。前回からポテト少年団の中谷さん、内藤さんも加わり更に楽しいライブに。
囲碁将棋の根建さんがゲストで招かれた際に見に行ったのですが、行く前は根建さんが一人でトークなんて大丈夫なのか…とハラハラしていたのですが、そこは流石菊地さんと言ったところで素晴らしいフォロー力で根建さんのややグラつきがちなトークを支えておりまして。その時をきっかけに「ゲストが好きな人の場合は絶対にいかなくては!」と思ったため、前回のエリートヤンキー西島さん、そして今回のLLR福田さんと続けて見に行きました。
前半は菊地さんのお小言、後半がゲストのトークとなっております。


  • 菊地さんのお小言
いくつかテーマを用意していてそれを順番に発表していくのですが、それに対するポテ少の2人の反応がとても面白くて、ポテ少って良いトリオだなぁと改めて思わされるのです。
この部分のトークについては、菊地さんが他の場で語ることもあるでしょうからレポは控えておこうと思いますが、ひとつだけ。僕と妻の〜の映画タイトルがテーマになっていて、「じゃあこれ」と指名されたので、その話を始めたのですが「多すぎ!*1」という主張だったのが(笑)
あと、あまりにも些細なことでイライラしている様子なので、内藤さんが「頭オカシイ」というような発言をしたことに対して、「俺は全人類のど真ん中だから!」と仰っていたのが印象的でした。なぜなら、ポイズン吉田さんも同じことをいつも言うからです。どちらも全然真ん中じゃないよ…。


  • ゲスト
LLR福田さん、実は二回目とのこと。前回はビリヤードについて、今回はカクテルについて。
福田さんはカクテルが好きで、飲み会等でも一杯目のビールの後はカクテルに移行することが多いそうなんですが、そこでよく「何おまえ女みてえなもん飲んでんだよ」と絡まれるそう。しかし、「そういうこと言うやつに限って飲んでいるのはウーロンハイとか(福田)」だそうで、福田さんいわくウーロンハイよりもカクテルのほうがよっぽど度数が高いそうです。
「もし女みてぇな飲み物って言われたらこう言ってください『女の飲み物、男の飲み物何で判断してるんですか?』と、そこで度数のことを引き合いに出してきたら今の話をしてください(福田)」「そんなこと言ったらケンカになって殴られるよ(内藤)」「殴られても、理論で勝ってるので痛くないです(福田)」
お話は本当にカクテルについての説明が主で、帰り道すぐ聞いたことをメモって保存してあるぐらい興味深いお話でしたので、本当に自分がメモしたことを残しておきます。


すごく面白かったです、福田さんは良い喋り手だなぁと改めて。もっと福田さんが、好きに喋れるライブが増えれば良いのに、絶対もっとファンが増えると思う。だからケータイよしもとでお喋り始めたんでしょうか。
あちこちでトークライブやっていますし、呼ばれていますし、おしゃべり量から言えばケタ違いだとは思いますが、LLRは立ち回りが上手いから(特に福田さんは)その場その場でちゃんと抑えたり聞き手だったり、ガヤに回ったりだとかに立ち回っていて実はガッツリ好き放題喋ってることって少ないんじゃないかな、なんて。最近はすっかりネタ以外のライブに足を運んでいないので、今はもうそんなことないのかもしれないですけど。




余談。どうでもいいことなのでどうか読み飛ばしてください。このライブには一切関係ありません。
このライブの前日に福田さんのことを考えていて。それは最近、なんだか芸人さんというお話をする職業の人にも関わらず話を(というか主張を?)聞いていてイライラすることもあるなーと感じることがあって、これは単純に一般的に言われる女子はおしゃべり好き(聞いてほしがり)だからなのか?そういうことなのか?と考えていたんですが、だったらなんでLLR福田さんみたいな常に主張の塊!*2みたいなおしゃべりさんが人気者なんだろう、と不思議に思って。
福田さんの話が聞きやすいのは何故だろう、と。そこで私がふんわり思ったのは、福田さんの話は切り口が「どう思いますか〜?」というものか、もしくは有益な情報が含まれているからかなぁと(有益な情報というのは、この菊地の部屋での話のように誰が聞いても興味深い内容のもの、もしくは彼のファンにとって気になる・嬉しい内容のものなど複数種あるかな、思っています)
芸人さんはおしゃべりを聞かせる職業ですし、それは(お客さんとの)会話というよりは舞台上で終結してるもののほうが多いように思うんですが、福田さんの話方は1対1の対話に近いのかもしれないなーと。LLRのトークライブで、伊藤さんとの会話のはずでもよく問いかけてきているような印象が。(今書いてて思ったことですが、お客さんも巻き込んでという感じは私の思う「漫才とは」の形に近いな)
そういう話し方が出来るからファンが多くて、人気なのかなとボンヤリ思い始めました。意識的なのか、多分私はそれは無意識でやってることだと思っていて、これは福田さんの才能だなーと。漫才が、ネタがすごく好きだと思ってLLRを見ているので、漫才師としてどうなのか、こうなのか、ってことばかりに目がいってしまうけれど、トーク・お喋りという点に関しては私がすごく必死になって追い回しているポイズンの2人以上の才能を持っているんじゃないかしら、と。(ポイズンのことはファンですし、すごく好きですし、2人の独特の会話という点ではものすごく天才的ですが、個々のトーク力はそこまで…と思っています。)でもって自分は漫才漫才と血眼になってネタばかりを追っていて、LLRのトークをあまり重視していなかったのですが、もしかしてすごく勿体無いことしていたのかもしれない!と思った次第。
ネタ以外の部分で良いなぁ好きだなぁと思うことってこれまで無かったかもしれない。いや、カリカあたりはトークが好きだったりしますが、それは単純にお話の内容が面白いからであって、今のこと福田さんに対する(多分とっても今更な)発見とは別物なような気もする。と言うか、そんなこと考えたことも無かったので、自分の中ではかなり革命的出来事。そしてそのスイッチを入れさせた福田さんってスゴイんじゃないの?と*3


なんてことを色々思ったりして、きっと彼らをずっと見ていてトークもしっかり追ってる方だったらもっと色々思っていて、興味深いことが聞けそうな予感がするのでLLRファンのお友達の意見を聞きたいわ!と思っています。と本人には直接言わずにブログにそっと記しておきます。

*1:物語の数が

*2:かなり主観的ですが

*3:一般人の私如きのスイッチ入れることぐらい大したことないんだけど