キングコングの新ネタちゃん
キングコングのライブにトンファーがゲスト出演するというので、行って来ました。
都内は積雪の影響でダイヤ乱れまくりだったようで、どうやら会場にたどり着けない(たどり着けたとしても帰れなくなるので諦めてしまった)人が多かったのか少なめの人数でした。
今日見ていた限りでは、キングコングのライブに足を運ぶ方はお笑いライブファンというよりはキングコングのファンのようで、ネタを真っ直ぐに受け止めての反応だとかがシアターDという場所とマッチしておらず、なかなか貴重なものを見たような気がします。
- ネタ
- トンファー:ガンコな大将
漫才サカイストでおろしていたネタ!後半が結構ガラっと変わっていて、ちょっと凝ったようなこと(だと私は思った)をしていたので、一気にこのネタが好きになりました。なんであの状態からこういう展開にしようっていう発想が生まれるんだろうか。ネタを改良していくなかで「あのくだりがなくなってしまった!」というのが無いわけじゃないけれど、圧倒的に良くなるのでそのすり合わせの技術力に惚れ惚れする、いつも。
ツカミの部分では、出身地を聞いたりなどしていてこういうのは普段のライブではなかなか見れないので「余所行きの場ではこういうことをするんだ!」という発見だったり、それが妙にうまかったりすることで感激したり出来て楽しい。
「人間で言うと31歳」「泥で言うと56歳(だったかな?)」『まだまだですよ、泥で言ったら。』
- キングコング:卒業する
キングコングは、どちらかと言えばフレーズだとかボケの一個一個のインパクトだとかを優先しているのかなという認識だったのに、このネタは構成が一番の見せどころだったように思うキングコングってこういうネタもやるんだ!と驚いた。
漫才はフィクションである、ということを前提に見たほうがより面白いと思えそうだなというネタだったので、テレビだとか大衆を相手にしているときにはこういう感じのネタは排除しているということなのかもしれない。以前ライブではテレビとは全然違うことをしていると言っていた気がするし。
テレビでキングコングを知ってライブにやってきた人は、こんな感じの、今まで見てきたものとは明らかに違う種のネタを体験したときに、きっと「もっと沢山いろいろなネタを見たい!」と思うんだろうな、と想像してなんだかワクワクした。 - トーク
全体を通して「どうやったらトンファーは人気がでるのか」というような話だった。(あれ、こんな話ちょっと前にどこかでもしていたような…)
メモ。 - りゅーじくんは前のコンビ(トリオ)のイメージが強いと梶原さん。
- お客さんから「ブルースタンダード」と教わり「名前もかっこいい!」「ゆったり感を見習え!(梶原)」
- ブルースタンダードについて「パンサーの向井と、今は亡きバースの近藤っていう…(りゅーじ)」「…っ、亡くなっちゃったの?(西野)」
- 信じてしまう西野さん
- 男前トリオで、やはり2人のほうがチヤホヤされていたので「自分がチヤホヤされたいっていうのがあって(りゅーじ)」「分かるわー!(西野)」
- 隣にひどいのを置いてみようと思い山西さんと組んだ
- 「そしたら自分も持ってかれちゃった(りゅーじ)」
- 今後売れていくには。なんだかんだヒール役が必要とされているのでは?と論じる西野さん
- 納得しかけるトンファーの2人に
- 「今西野は『だからあえて嫌われにいってる』って感じで話してたけど、こいつは天然で嫌われてるだけやから(梶原)」
- 山西さんのブサイク加減について
- もっと服装だとかを明るくしたら?と
- 私服はどういう感じかと聞かれ「星とかを使ってみたりしてますねぇ(山西)」
- あだ名は無いの?下の名前は?
- 「あきひろです(山西)」「一緒やん!(梶原)」
- 名前が一緒なことをものすごく嫌がる西野さん
- 西野さんは「あっくん」と呼ばれていたりする
- 「じゃあ僕もあっくんで!(山西)」((あーちゃんというかわいいあだ名があるのに…)
- りゅーじくんは男前なので、そっち路線でいくべきと梶原さん
- 「もうちょっと痩せたら?(梶原)」痛いところをつく(笑)
- 山西さんに「なんか、ゆるキャラみたいな感じで(梶原)」
- 「西野さんのゆるキャラにしてくださいよ!(りゅーじ)」
- 都道府県のゆるキャラはもうたくさんいるので、個々人のゆるキャラをつくる
- 西野さんのゆるキャラ「やまモン」
- 以降「やまモン」呼びが定着してしまう山西さん
- BL的人気を狙ったらどうか?
- 嫌がるりゅーじくん「とにかく(山西さんが)気持ち悪い(りゅーじ)」
- 「僕は良いんですけど、こっちが(山西)」
- 「やまモンはええの!?(梶原)」「やまモンはオールオッケー!(山西)」
人気が出る為にはというところで本人達の見解みたいなのも話していて、「分かってんじゃん!」と思わなくも無かったですが、分かっていてもできないこともたくさんあるわけで…。
あとBL的人気については、やっぱり男性と女性で認識にズレがあるのかなぁと思ったりした。あまりBL人気というものには肯定的ではないのだけれど、女の子がきゃっとするようなやり取りというのは、あからさまな恋愛要素をはらんだものでは無くてもっと何気無いところにあるんじゃないのかなと思っているので、そういう目線で好きな人がいるのだとしても手をつないだりだとかそういう直接的なものが見たいわけでは無いんだと思うのだけれど。私の認識がズレているのかな。
もちろん恋愛要素を見せつけられて喜ぶような人もいるんだろうけど、トーク中に名前の挙げられていたコンビも友達、コンビ、としての仲の良さとか、お互いがお互いの才能を認め合ってるようなところだとかが、魅力になっているんだと思うし。
とか考えていて思ったけれど、私は自分の好きな人のことを褒めてくれる人のことが好きなので、好きなコンビがコンビ間でお互いの良いところを言ってくれることでその人たちのことがもっと好きになる、みたいな部分があるのかもしれない。
なんというか、トンファーが人気者になってほしいなと思います。面白いんだし。せっかくあんなに面白い漫才をたくさん作っているのだから、それをたくさんの人に見てほしいんだよな。