漫才マンザイまんざい


2丁拳銃主催の漫才ライブに行ってきました。
場所が代官山LOOPという普段は音楽のライブをやっている場所でして、それだけでお洒落な空間にいるような気分になりました。ライブハウスなのでワンドリンク制で、お酒を飲みながら漫才を見るのは初めてだったかもしれません。
出演者8組が2本ずつネタをするというシンプルな内容でした。「漫才マンザイまんざいって3回言ってるのに2本なんですけど(小堀)」

以下、ネタバレあるかもしれない感想。
  • プラスマイナス:健康
今回の出演者で唯一認定漫才師ではないコンビでした。
プラスマイナスのネタをよく知っているわけではないのですが(だから、なのか)見る度に「こんなネタやるコンビだったっけ?」と思っている気がします。
モノマネが上手だというイメージから小器用だって思いこんじゃってるだけなのか。色々変化があったのか。
  • ゆにばーす:写真集を出したい
THE MANZAIの特番では目にしていましたが、ちゃんと見るのは初めてでした。
2回戦も連日見に行ってはいたのですが、遅刻したりで見れていない組もたくさんいるのでそこに当たっていたんだろうな。
途中ぐだっとなった部分があって、多分失敗しちゃったのかなと思うのでちゃんと出来てる状態のを見たいと思いました。面白そうだったので。
  • 相席スタート:女心
相席スタートとても好きです。どのネタも良いなって思います。
このネタは見たことあるネタですけど、知ってても面白かったです。山添さんが普通に好印象の男性だからこそ、こうやって言い負かされているのを見るのが楽しいんだろうな。そして、女が語れば女心の正解が導き出せるのかと言うと、そうでも無いと思うんですけど、山崎さんの主張は多くの女性が拍手を送りたくなるようなものだから、共感笑いみたいなのを引き越しているんだと思います。
女性が好きになる女性芸人ってなかなか結構難しいと思うんですけど、山崎さんは女性からの支持が厚そう。後に書きますがエンディングでテンション上がっている様が非常にかわいらしかったですし…。
  • トンファー:スポーツ好きな女の子
個人的な好みの問題ですが、漫才で何かテーマがあって特にコントに入るような漫才だと「なんでそのコントを始めたのか」っていう理由があるはずだと思うんですけど(「俺医者になりたかったんだよねー」→医者コントとかそういう感じ)、漫才の途中で「なんでお前ちゃんとやらねーんだよ!代われ!」とか言ってお互いの立場を入れ替えることで、最初そのコントに入った理由っていうのから矛盾するっていう展開がすごく苦手でして。
なので山西さんが「代われ」って言ったときには、ものすごくショックだったんですけど、そこからの展開がよくあるそれとは全く違っていて、そんな普段「嫌だなぁ」って思うようなやり取りがその前にあったことなんて吹っ飛んでしまうぐらい心掴まれました。下げてから上げるタイプのあれですね。
面白かった!今日一番笑ったんじゃないかな。
後半はほぼ力技といった感じなんですけど、そういうことやっても雑な印象を受けないというところが好きだなって改めて思いました。 久しぶりにこのネタを見ました。というか囲碁将棋を見ることが久しぶりだったのかな。
とても、良いネタですよね。面白かったなぁ。
どうでも良いことですが、私はこのネタを知るまで六大学を知りませんでした。
  • アームストロング:ギャグ
THE MANZAIの2回戦でやっていたネタ。予選でめちゃくちゃ笑ったので、また見れて嬉しかったです。
やっぱり面白かった。
衣装を見て「あー、この服装だったらあのワードが出るんだろうなー」と思ったワードが出てきて予想が当たった!と思ったんですが、よくよく考えてみたらネタに合わせて服を選んでいただけなのかな。
  • 2丁拳銃:お金持ちになったら
こちらも2回戦でやっていたネタ。こういう感じのネタを見ると、このひとつのフレーズがハマらなかったらネタ全体がハマらないってことになっちゃうのに、よくこんな博打なことできるなって思います。繰り返されることで面白くなるっていうのもありますけど…。
  • プラスマイナス:エコ
「エコ」っていうテーマが1本目の中に出てきたのか、2本目で出てきたのかよく分かりません。
で、やっぱり1本目だったか2本目だったか思い出せないんですけど「痛いので終わります」っていう終わり方は新しくて面白いなって思いました。
浅草でやっていたライブで「バンバン叩くのは関東のお客さんにはひかれる」みたいなことを自ら仰っていたのに、やっぱりこういうバンバン叩くネタを推すんだなぁ。不思議。
  • ゆにばーす:幸せになりたい
2本目のネタのほうが好きな感じでした。どう違うのかは良く分からないけれど。
途中、ツッコミの方が幸せになることに対して否定的だったのに「幸せになろうぜ!」と促すところが面白かったです。
そうだ、2回とも個人名が聞き取れなかったんだった。
  • 相席スタート:不倫
1本目は山崎さんが山添さんに論じるような形なのに対して、2本目は山添さんが山崎さんに論じる…というか諭すような形でした。
山崎さんがいつもいつも山添さんに対して偉そうに(と言うと語弊がありますが)語っているわけではなくて、こういう感じで口ごもってしまったり山添さんの意図する方向に流されたりする要素があるというのが良いよな!と思います。それって男女コンビだからこそ成立させられる魅力のような気がします。同性コンビだとそういう趣向の人達に寄せているような印象を受けてしまうので。
そういう意味では2回戦でのネタは1本のネタでどちらともの要素が含まれていて、本当良いネタだったな!と思います。
  • トンファー:お尻を触りたい
地球サミットで初めて見たときには、何ておバカなネタを!と思ったものですが、改良を重ねてとても良いネタになっていました。びっくりした。
最初見たときとは後半〜オチにかけてが全然違うので、よくこんなに変える気になったな!と思います。私は当然ネタを作ったことなんてないから勝手な想像でしかないですけど、一度完成させたものを大幅に作り替えるというのは最初から新しく作るよりも面倒くさいような気がするので。
  • 囲碁将棋:モテない理由
噂に聞いていたネタを見ることが出来ました。面白かったなぁ。
ちょっと前に見た囲碁将棋のネタが、私が思っている囲碁将棋の良さみたいなのとはちょっと違った色のネタだったので、面白かったけれど不完全燃焼かなとか思っていたから、「こういうの!こういうの見たかった!」と、とても興奮しました。また見たいな。
  • アームストロング:かわいこぶる
とても面白かったです。枠組みは1本目とそう変わらないんだけれど、安村さんの動きがもうおかしくておかしくて。
個人的には2時の動きが飛びぬけて好きだったので、是非栗山さんに真似してもらいたかったな。意味わからなすぎる。なぜ2時であの動きなのか。
「これはお前が掴むところじゃない!」も面白かったな。アームは特にご贔屓に思っているわけではないつもりなのですが、見る度とても面白いなって思います。 これもまた服装いじりのフレーズが的中しました。
  • 2丁拳銃:歌が上手い芸人
展開がループするネタという見方をするなら、1本目よりも2本目の感じのほうが好きかなって思いました。
ツッコミのフレーズで気に入ったものがあったんだけど、すっかり忘れてしまった。もやもやする。

出演者全員で少しトークの時間が。
トークテーマが用意されていたのですが、あんまりそれに絡んだ話はしてなかったな。
相席スタートの山崎さんが、ゆにばーすのネタ合わせをじっと見ていて女性マネージャーのようだったと小堀さんに言われていて、山崎さんはお笑いに詳しいわけではないので、知っている子がネタをやっているのを見るのが好きだとのこと。「親戚のおばちゃんか」と言われていましたが。
お笑いはよく見てきたわけではなくて、宝塚とかV系バンドとかサッカーチームの2軍の追っかけなんかをしていたそう。「ブスが通るのは全部やってきたので(山崎)」この、今までの追っかけ歴だとかを話しているときの山崎さんが普通にかわいい女の子でニヤニヤしてしまいました。ネタだと勝気というか強気?な感じだったりするので。


お笑いライブに行くのが1か月ぶりぐらいだったので、久しぶりに見たライブが良いライブで楽しかったです。