浜口浜村の悠々自適 漫才ライブ編
マセキ芸能社の浜口浜村がやっているライブに行ってきました。
すごく良いライブでした!個人的には好きな感じの芸人さんばかりがギュッと集まっているのでとてもお得なライブだと。
以下、ネタバレ含む感想
- OPMC
昨年は「自主ライブくん」というライブをやっていたそうで、それと全く同じシステムとのこと「だったら自主ライブくんでいいじゃないかっていうね」
悠々自適というライブ名なので開演のBGMは植木等さんを選んだそう「皆さん世代なんじゃないですか?(浜口)」
香盤発表、以前のライブでは浜口さんがそれぞれのコンビにキャッチフレーズ?をつけていたらしく、それが好評だったらしいのですが、今回は殺人事件編もあったし色々とバタバタしていて用意していないらしく。
「言われてないから(浜口)」「あ、そういうシステムなんですね。僕が殺人事件編のことで頭がいっぱいで、(浜口さんに)言うのを忘れてたからやってないと(浜村)」
- ドリーマーズ:良い知らせ、悪い知らせ
この話題だったら逆にしても違和感なく成立する(というかツッコミフレーズ的に考えると逆にするほうが正しい)ので、ドリーマーズすごい!と思った。
- ランジャタイ 欽ちゃんの仮装大賞
ワザとらしいぐらいのボケっぷりと、ボケの方(お名前が分からない)のツッコミを聞き入れない強さが面白いなーと思った。
- 浜口浜村 笠地蔵
昔話の教訓云々というのはタモンズのネタを思い出しかけたけれども、やっていることは全然違うわけで。横暴すぎるやり方で責めて、上手くいかないのは自分の考え方に問題があるからではなくて、あくまでも浜口さんのほうに問題があるというスタンスの異常性がとても可笑しくて素敵だった。
- 三日月マンハッタン 出待ち
これは偏見かもしれないけれど、このライブに足を運ぶような層のお笑いファンにこそすごくウケるネタなんだろうなと思った。本当にこれに近い感じで出待ちをしている方は笑えないんじゃないかなって思うと、面白いネタだけどものすごく皮肉めいた発想しているな。
- 三四郎 誕生日
なんて極端にふざけたネタなんだろう!そしてやっていることは前日に彩Jrライブで見たヨコハマホームランの「死ぬ前に食べたいもの」のネタと近しいのに、ウケ方がこんなに違うというのは引き込む力の違いなのか、単純に来ているお客さんが違うからなのか。
ずっと否定していた小宮さんが諦めて肯定して瞬間の相田さんの大袈裟な反応が面白かったです。
- 浜口浜村 幸せを噛みしめる
か細くて小さくて繊細そうな雰囲気を持っている浜村さんが怒る姿は、どうしても面白いんだな。ギャップ笑い。
- 中MC
好きなようにボケる浜口浜村のお2人に挟まれて「なんだ!?忙しくなりそうだな!」と。
浜村さんからの質問「漫才とは?」『手段(仲嶺)』
浜村さんにとっての漫才は「趣味」「手段にしようと思ってたんだけど出来ないから趣味(浜村)」
仲嶺さんは浜口さんにも聞こうとするが、浜村さんが話し続けるので「こっちに聞いてるでしょ」と制すると「聞いたって何もねぇよ!(浜村)」
浜村さんから見た三日月マンハッタンの漫才は「結構露骨にやるじゃん?」とのこと。それを聞いて仲嶺さんは浜口浜村もだ、と仰っていたけれど、三日月マンハッタンはひねくれたこととかメタっぽいことを「ネタとして」やってますよーって感じなのに対して、浜口浜村のは本気でそうやってるかのような感じがするから、そういうことを言ってるのかな、と。
即興漫才でもしたら?と浜口さんの提案。「3人でしたらいいじゃん(浜村)」と言われて嫌がる浜口さん「2人でも3人でもいいから、やるならやる!やらないならやらない!(仲嶺)」結局やらないことに。
見ている感じだと浜村さんがスイッチ入れてボケ発言をすると浜口さんも一緒になってそういう方向にいくって感じなんでしょうか。そういえばトークを聞くのは初めてだった。
「疲れてる」という浜村さんに物申そうとする仲嶺さんを遮って「戦車で来たから(浜口)」「戦車で来たらどこ止めるんだよ!(仲嶺)」「だから(駐車場探し回ってたので)疲れちゃって」「結局埼玉(浜口)」「だったら結局電車で来てるんだろ?電車で来たって言えよ!(仲嶺)」
「即興漫才出来ましたね」と。
- ドリーマーズ 怖い話
全然ボケフーレズとかないのに面白いんだもんなー、でも「全然ボケてなくない?」みたいな感じはしないってのがすごい。
「さっきの失敗があるから」と言って、ボケだろうと思うことにも触れないっていう選択が面白いなー。ドリーマーズはこういうあんまり見たことないことをやってくれるから好き。
- ランジャタイ パンツ
- 浜口浜村 天使と悪魔
次から次へと思わなかった展開に進んでいく楽しさたるや。
悪魔の思考のぶっとび方とか、浜口さんの見た目から得られるイメージも相まってとても面白かった。
- 三日月マンハッタン 昔話
途中で「ウケればいいんじゃないの?」のやりとり面白かったなー。
- 三四郎 発作
ぱっと男の人からも強い支持を得そう。お笑いライブシーン自体が女性ファンが多数なので今はまだそうでもないのかもしれないけれど。
叫んだ映画のタイトルがポルノ映画というが面白かったです。
- 浜口浜村 寝る
「今までシュールとか言われてもよくわかんないって言ってたのに、急にシュールの傘下に入ろうとするなよ」
ふんどし姿で頭蓋骨の模型を手に持った戸矢さんが出てきて、90度ずつ回転しながら顔を客席に向ける、という動作を繰り返しいたのですが、ただただこっちを向くだけなのになんであんなに面白かったんだろう。戸矢さんパワー。
あと髪を留めた浜村さんが普通に可愛らしくて「こんな顔だったのか!」と驚きました。
- ED
各コンビ毎に話を聞くときも相撲の話題をふるという徹底ぶり。
浜口浜村の順番のときには「どんな気持ちですか?こんな格好させて」と聞いてました(笑)
多分、今日のこのメンツはちょっと変わった漫才をする人達の集まりなんだろうけど
そういう中でも浜口浜村は一個抜けて変わったことをするんだなぁと思った。なんだろう、雰囲気からしてもう「変わったことをやってます」という感じがするというか。まぁ、本人達もそう言っているからかもしれないけれど。
あまりにクセのある方が多いので「僕らも松竹では変わったコンビで言われてるんですけど、ここにきたら一気に普通の人!」と仲嶺さんが叫んでおりました。面白いなー仲嶺さん。