漫才広場


月例ライブの漫才広場へ。
本日は、既に解散発表されたヒダリウマが最後の漫才広場ということだったのですが、実はざしきわらしも漫才広場は最後だったそう(ネタ中に発表していた)来月からはコント広場にうつるそう。コントもやる方なんですね。
なにやら今回は出演者が少なかったのですが、これは漫才予備校という新しいライブが出来た影響なのでしょうか?それとも単純にスケジュールの都合…?見れると思いこんでいたコンビが見れなくて残念だったのですが、どうやら明日の漫才予備校で見れるようなので、少し安心。
MCがロシアンモンキーだったのですが、漫才広場のMCとしてはゆっくりすぎる?と不安になるぐらい時間をとってMCをしていました。しかし出演者が少ないのでそれでも2時間ちょいで終演していたので、普段どれだけ詰め込んでいるのかがありありと分かりました(笑)

以下感想など。

  • 笑鷺:海の家
海の家で働こうかと思っている濱口さんと、「そんな甘いもんじゃない」と諭す阿部さん。
セーラームーンのありえない設定にイライラするというサスケさん。
一時期よくやっていた、ユウタさんがなんだかキザキャラになってボケる漫才でした。
この手のネタを見る度に思っていたことですが、キザキャラなのであればもっと徹底してほしいというか…どうしても自分が好きな芸人さん(言わずもがな、NON STYLEのこと)と比較してしまいまして、そのキャラクターの違和感に耐えられないというか。
それにしてもコント広場に移ってしまうのは残念です。 先月出演していなかったのでお久しぶり感が。
「ムカつくことがあった」というりんたろーさんと、その類の出来事を全て許容できちゃう北見さん。
りんたろーさんのツッコミが見る度クセになっていって、もうすっかり大好きです。
「チャラすぎるー!」というお馴染み(になってしまった)あれの代わりに「ハンサム!」というフレーズを多様していて、変化をつけようとして迷いこんでいる…?と心配になったのですが、それがしっかりオチに効いてきていてすごい!きれい!と感動したのでした。
  • 田畑藤本:おとし方
タイトルのつけ方が難しいのですが、藤本さんの論じる「恋愛のベタ」がズレにズレまくっているというネタ。
出演順を発表しているときに、ロシモンが「ここらへんの層の芸人で田畑藤本の漫才が一番面白い」「見ていて勉強になる」「(自分たちは)『寝ますよー』と言って『寝ない』というボケをしているだけ」「切り口が全然違う」とかなり誉めていたのですが、これからネタをやるというのにハードル上がるようなこと言わないであげてー!と思ったのは私だけではないと信じたいです。
コーラ派の皆に「化粧ポーチ言うてますよ…」とひそひそ語りかける図が面白かったです。
  • パルパティーン:好きな芸能人
芸能人をドラマの役名で覚えているというネタ。
最初の入り方は好きな芸能人を訊ねる…というような感じで、そこから「ドラマの役名でしか覚えていない」という大テーマに入るわけなんですが、パルパティーンのネタでの、その「あぁこういう風に展開するんだなぁ」と分かるまでのワクワク感がすごく好きです。
欲を言えばそこからひとつ裏切りがほしいと思わなくもないんですが…それは好みの問題のような気もします。
  • ラビッツ:キャッチフレーズ
自分達のキャッチフレーズを考えるというネタ。
和田さんが自分のキャッチフレーズを言った後の、神野さんのバカにしたような大笑いがなんともまぁ、面白かったです。


  • ボーイフレンド:お米の炊き方
リズムに乗せて説明するパターンの漫才だったのですが、トンファーのマンザイさんであったような、黒沼さんが宮川さんを追い詰めるという展開になっていました。
マンザイさんで見た時は「うわ!すごい!」と思ったのに、今日見てなんとなく不発のように感じたのは自分が一度そのパターンを見てしまっているからなのか、あのときは即興だったから本当に追い詰められていたわけで、そういう要素が無かったからなのか。 これもタイトルが難しい…漫才のテーマに入るのかと思ったら、どうにもしょうもない話ばかり始める山本さん…というネタ。
マンキンタンは結構分かりやすく、色んな形の漫才を試しているという印象なので、これもまた新しく試してみているのかな…?と。
  • ダイタク:思い出
すごく面白かったです。
タクさんの記憶力が悪いと指摘して、「この時のこと覚えている?」と問いかけ再現をするという。
久しぶりにがっつり双子キャラを押し出したネタを見た気がします。再現に入る前の余計なパフォーマンスとか、覚えているか聞かれたときのタクさんの回答とか、ひとつひとつがしっかり面白くて圧倒されます。
  • サヨナラダンス:謙遜
誉められたときの対応の仕方というネタ。
  • エレベーターマンション:子供の職業
子供にどういう職業に就いてほしいか?というネタ。
大河さんの衣装がバカ王子みたいな服装になっていました。

  • オープンスペース:夏祭り
学生時代に彼女と夏祭りに行った思い出…というようなネタ。
後半の盛り上がりがすごかったです。
  • タモンズ:華がある
オープンスペースのネタのオチを真似するというツカミから始まりました。
コンビのどちらが華があるのかというネタ。
非常に落ち着いたトーンでの「騙されへんど」が披露されていました。
  • トンファー:横断歩道
横断歩道を渡る前に右見て、左見て…と安全確認をしたほうが良いよ、という小浜さん。
これまでのトンファーのネタの感じとはちょっと違うというか、完全に小浜さんが主導で進んでいくようなネタで、それこそ山西さんが弄ばれているという感じなんですけど、でも小浜さんが言ってることに対して独自の解釈で展開していくので山西さんの良さも多少出しつつ…。
ちょっと今までやってなかったことを試してみているのかな?と思いました。最近はくだらなさ全開のネタが多かったので、こういう「おや?」と思うようなネタを見ることが久しぶりのような。いや、ネタ作りすぎているだけでそう昔の話ではないのかな。
単独前だからかな? フライデーにのりたいというたかしさん。
トレンディエンジェルにしてはあまりウケていなかった?解体新書のギャグは何度見ても笑ってしまうなぁ。 ヒダリウマをトリにするとか…やめてー!と叫びたくなりました。
「介護福祉士になりたい」というネタ。リアル…リアルだよ…。
ヒダリウマの既存のネタをたくさん盛り込んだ内容になっていて、なんだか見ていてしんみりと。それでもパッと思いつくだけでも良いネタを沢山もっているコンビで、改めて解散なんて勿体無いなぁと思うのでした。


ヒダリウマがトリだったので、てっきり何や解散に絡めて一言二言なりあるのかと思いきやエンディングはいつも通りという感じで。なんだったら小浜さんが大活躍していたのでした。
いやー、今日の小浜さんの活躍っぷりと言ったら!Twitterにつたないレポを書かせてもらいましたが、プロの芸人さんなんだからあれぐらいの機転は利いて当然と言われたらそうなのかもしれませんが、小浜さんのイメージと言えばただただ楽しいことに忠実で、お笑いのどうのこうのは意識していないというような感じなのに、あんな場になったらものすごく優秀に立ち振る舞えるというのが魅力的でなりません。
こと漫才での関係性については山西さんにばかり目がいってしまうのですが、平場での立ち振る舞いへの安心感は小浜さんのほうがあるような。自分だけかな。あんまりネタ以外の様子を見ることがないのですが、先日のコーナーライブと今日のエンディングでの様子なんかを見ていると、小浜さんってすごく出来る子なんだなぁとか改めて思わされました。
自分のギャグである女豹のポーズを罰ゲームに使われるサスケさんの心中を、いち早く指摘したりだとか…ね。

にしてもエンディングが長かったです。好きな人がフィーチャーされているわけですが、もう長いよ!と思ってしまうぐらい長かったです。