漫才広場


休日の夕方というかなりイレギュラーな時間帯に行われた今月の漫才広場。
毎回思いますが、このメンツでこの面白さで1200円は安い。しかしながら2時間シアターDの椅子に座りっぱなしはなかなか辛い。
今回はガリットチュウがMCということだったのですが、お仕事の都合でこれなくなってしまって出演者でMCを行っていました。久しぶりに熊谷さんを見れると思って楽しみにしていたので非常に残念。
ネタ記録と感想。ネタバレしてるかもしれないので注意。
  • OPMCはタモンズ
  • 「僕らが出てきたほうが良かったという人拍手ー?(大波)」半数以上拍手をする
  • しっかり客席をチェックする安部さん「お前拍手してなかったな!(安部)」
  • 「新ネタとなっていますが、どこかで見たことがあるネタをする人もいるかもしれません。」とのこと
  • Vステーション:過去形
モテる・モテない、キモい・キモくない、のパターンが多い…というかその印象しかないのですが、今回はちょっと変わった感じでした。
段々と主張の筋が通らなくなって、屁理屈というには弱い強引さで、そこをツッコミが何故もっと強く指摘しないのかな、と思いましたがことば遊び系のネタがすごく好きなので、面白くなりそうだなと思いました。
  • ザ☆忍者:痩せようかな
「痩せようと思う」という大久保さんに「そんな必要ない!」という山脇さん。
もっともらしい説得をしてからの、大久保さんの「ありがと」の言い方というか表情というか、それがとても面白かったです。何度も書いているかもしれませんが、とにかく大久保さんが上手い。
  • ゆう太だい介:一人暮らし
ピューラーじゃなくてピーラーだと思う 動きのあるネタが好きなんでしょうか
  • 笑鷺:プリクラ
プリクラの写り方のポーズ云々
ネタ中ご自身たちも仰っていましたが、ツッコミワードがハマらなくて変な感じに。
  • ラビッツ:思い出の物
彼女との思い出の品を捨てれないなんて分からない
パターンは前回(かな?)の失恋して泣く気持ちが分からない、というネタと同じでした。
なんだかんだで毎回、恋愛を語ろうとする和田さんを制する神野さんに笑っている気がする。 漫才広場で定期的に見ていくうちに、りんたろーさんのことが気になるようになりました。特徴のあるツッコミが好きなのかもしれない。
散々モノマネをやっていって、最後に「モノマネできたらモテるよ?」と言い出すのが新鮮でした。よくあるものだと、最初に「モテたい」やら「売れたい」云々の話があって「モノマネとか出来たら〜」と繋がっていくのに、これをオチに持ってくるというのはあまり見たことなかったので。 ネタ中に名字を発表されて「名字恥ずかしいから言ってないんだから!」と慌てるりんたろーさん。なんで?と聞かれて「名字ちゃらくないからぁ!」と答えるのがなんとも可笑しかった。ポリシーがあるのね(笑)
  • ボーイフレンド:洗顔
夫婦円満の秘訣のネタと同じパターンで、リズムにのって指導するというもの。
  • 中MCはトンファー
  • 「お目当の芸人さんが呼ばれたら、奇声をあげるなりしてください(山西)」とのこと
  • 名前を呼んで客席の反応をマジマジとうかがうお2人。特に奇声をあげるような人もおらず
  • しかし「山田カントリー」と呼ぶと、拍手が少なくなる「拍手が減る…!?(小浜)」
  • 「誰も拍手を減らせとは言うてない、かさ増ししろと言うただけで(山西)」
  • そこから3組続けてパラパラ拍手だったので「ごっそり抜きますか?(山西)」
  • 田畑藤本:コンビの関係
最初に導入としてコンビ関係を夫婦に例えていたのですが、その時にちょっと好きじゃないネタかも…と思いきや、予想とは違う方向に進んでいきまして、結果的にすごく好きな感じのネタでした。
藤本さんの嫌な感じが好きです。
  • パルパティーン:ミスチル
屁理屈を押し通すネタでした。
もっと増田さんがイライラしても良いのになぁと思いました。怒鳴られても違うんですけど、屁理屈に振り回せれているような図が好きなので。
  • ダイタク:声
これは…もう!ダイタクはもうずっとどのネタもすごく面白くて、面白い漫才が作れるってことは十分に知っているので、こういうネタをやっても「こういうのに挑戦してみたかったんだな」と思えるのですが、他のコンビがやっていたらネタ作り間に合わなかったのかな?と思うような。
ネタ終わった瞬間に「えー」という声があがってしまうような、それぐらい普段とは密度が比べ物にならないぐらい低いネタでした。でも新しくて面白いなと思いました。あとやっぱり双子だからこそのネタだな。
私はもう言われるがままに従って楽しんでいたのですが、もし次に見れるとしたら彼らの言うことは聞かずに見たいなぁって思います。
  • オープンスペース:ペットを飼う
ネタどうのこうのというか、最初と最後のお決まりがいつまでたってもハマらないのである 漫才広場に通い始めて1年ぐらい経つかと思いますが、やっとこういう動きまわるネタが彼らのパターンなのだと気づきました。
  • サヨナラダンス:嘘発見器
舞台に立っているときは2人とも一緒にいるはずなんだから、泥棒は無理なのでは?と思った。
  • エレベーターマンション:バイクの免許
何だったか忘れちゃったのですが、途中で何かをミスしてそこを指摘されたのに、無理くりネタに戻していてアドリブは不得意なのかなぁって思いました。
  • 最後のMCはトレンディエンジェル
  • 「貴重な出オチをここで使っちゃったんで、本番笑ってくださいね(斉藤)」
  • あわよくば:翼
身長を伸ばすとかのネタに似ているかな。極端に非現実的すぎるので、細かい部分の理屈が気にならなくて見やすいです。
以前LLR福田さんがどこかで羽根が生えてたらいじめられるという話をしていたのを思い出して、それがネタだったか大吾組だったか思い出せなくて今でもモヤモヤしています。
そのことを思い出したので、翼をつけることに積極的な小川さんが妙に面白かったです。 たて笛って心底不衛生ですよね
  • タモンズ:名言
タモンズのOPでの「どこかで見たことのあるネタ」というのは自分たちのことだったんですね。
たしかVSライブでやっていたネタのはず。短くまとめられていました。
  • トンファー:ラジオ体操
すごく面白かったです。なんてバカバカしくて面白いんでしょうか!
肩がおりない小浜さんのその姿も面白いですし、それに対しての山西さんの見解もまた面白い。そこで「なんで肩おろさないんだ」ということをやいやい言うのではなくて、肩がおりないことはちゃんと信じるというのもなんだか変だし、導きだした回答も突飛すぎます。
でもそれを、さも当然のことかのように言うし、山西さんが言うとそれで筋が通ってるように聞こえるから不思議。
「ちょっとこれやってみ」と色々と試してみるのも面白い。小浜さんがやってみて、その結果の姿をみて、山西さんが何を確認するためにその動きを選んだのかというのが分かるというのも良い。そもそもラジオ体操という皆が知っている動作を用いたというのがすごく良い。
肩から始まって散々やった上で、最後の腰の部分はもう、もう…「座椅子と同じ」という理屈が意味分からないし、それで解決しちゃうのも意味分からないし、この人達は自分とは違う世界にいるんじゃないか、みたいな感覚はポイズンの漫才に似ている。 「子供の作り方知らないのにハゲちゃったの?」「珍しいパターンだね」というのと、「見逃してないからね!」というツッコミがすごく良かったです。普段は斉藤さんのボケフレーズが頭に残ることが多いんですけど、この日はたかしさんのツッコミフレーズが妙に残りました。
  • EDMCもトレンディエンジェル
  • 時間オーバー上位3組を発表
  • 「4分ピタリ賞10万円いる?(斉藤)」※そんなルールはありません
  • オープンスペースが4分ピッタリだったそう
  • 前に出てきて「やったー!10万!」という砂金さんに「でもウケてなかったから(小浜)」強烈…
  • 「このライブはウケることよりタイムのほうが重要です(斉藤)」そうなの?(笑)
  • 時間オーバー1位はザ☆忍者
  • 意外な結果に本人達が一番驚いている様子
  • 罰ゲームはウケるまで一発ギャグ
  • 山脇さんはギャガーらしい
  • 1個目のギャグがあまりハマらず「…声が出ていますよねー(大久保)」
  • 3個目のギャグでめちゃくちゃウケて(スタンド・パン・ミー)終了



ウケるまで一発ギャグ、の罰ゲームは定番なわけですがこんなにちゃんとウケて終わったのは初めてみたかもしれません。すごくウケていました。しかしながら、最初のギャグの後の大久保さんの一言が一番ウケていたようにも思います。大久保さん良いなぁ。
あとはもう、トンファーが!三銃士で見たネタがいまいちハマらなかったので、その分更に良く見えた気がします(笑)漫才広場は彼らにとってホームなんだなぁと。結局ここで見るときが一番面白い気がします。本人達の気負いの問題でしょうか。