漫才広場


M-1終了と共に無くなってしまった漫才ライブでしたが、漫才広場が復活!嬉しいです。
とは言っても、以前は専ら漫才大作戦のほうに足を運んでいたため、漫才広場には馴染みが薄いのですが…

twitterのほうで少し感想を書きましたが、こちらでも。
ネタバレ含みます。ご了承ください。
  • ボーイフレンド:バンドマン
「コンビニの店員をしたい」という入りだったのが、「芸人をやめてバンドマンになりたい」と言い出し、バンドマン仕様での漫才をやってみる…というもの。
ものすごくウケていました。
M-1でのジャルジャルのネタのような感じ、というと語弊がありますが…最初に軸となるボケのパターンと提示した上で、それをベースに漫才の形を崩すようなボケを重ねていく…といったような作りで。
個人的にはあまり好みではなかったりして。
  • ザ☆忍者:日本人はミーハー
おそらく初めて見ました。
ツッコミの方のフレーズにクセがあって印象的でした。
「白黒のガールズコーナー」という表現が特に。
「影響を受けてる!ミーハーだ!」と指摘しあって進んでいくのですが、途中ツッコミの方の動作に影響を受けてしまう…というあたりからが面白かったです。
「少女マンガって有り得ないことが多すぎる」という入りからの、「恋愛論」的なネタ
ざしきわらしにしては、ちょっと物足りなかったかもしれません。
ボケの方がカッコつける場面がチラホラあるのですが、もういかんせん服装が…ごにょごにょ…なために違和感ありまくりで、そこも含めて「笑い」とするのかもしれませんが…。
決して男前ではない方がカッコつけている様をみて「いやー!きもいー!あははー!」と笑いに変換する、という点に関してはNON STYLE井上さんという強烈な前例を見すぎているがために、入り込めなかったのかもしれません。
  • ゆう太だい介:宇宙飛行士
お兄さんのキャラクターをもうちょっと事前に知っていればもっと面白かったかもしれません。
ものすごく教科書みたいな漫才だな、と感じました。
  • ダイタク:オリジナルソング
自己紹介ソングを作ってみた、というような内容。
「頷いているのかリズムとってるのかどっち?」というツッコミが繰り返されるのが面白かったです。
  • 田畑藤本:運命の人
「運命の人に出会った」という田畑さんに対し「そんなの運命じゃない」と屁理屈こねまわす藤本さん。
「屁理屈言うな」とつっこむことで処理されているのかもしれませんが、確率を求める際の矛盾点が気になってしまいます。
後半の、藤本さんの(屁理屈にしか過ぎない)言い分に惑わされて「そうなんけ?」と惹きこまれていく感じはやはり面白かったです。
なんて、愉快な方なんでしょうか(笑)
とても面白かったです、なんでしょうかこのハゲを全面に押し出していく可笑しさって。

  • あわよくば:身長を伸ばす
今思い返すとすごくくだらないネタだったなぁと(笑)
面白かったです。途中西木さんのボケに乗っかった小川さんの「ごめんね」というフレーズがとても可笑しくて
何度か出てくるのですが、笑いが止まりませんでした。大男のモノマネ感よ(笑)
マンキンタンときくと、どうしてもポンコンチン(シソンヌじろうさん発言)を思い出してしまいます。
スロー再生の部分が面白かったです。
チアガールに憧れているけど、現実には難しいのでせめてお前を応援させて!という内容
設定に入る漫才が得意なんでしょうか?
こちらもおそらく初めて見ました。男前キャラ…なんでしょうか?
ものすごくリアル…というか、こうやって戯れてるおにいちゃんいそうだなーと思ったのですが、けれど「リアルな会話」という点での漫才の魅力は感じられないのは何故だろうなーとか考えつつ見ていました。
単純に自分の身近にはいないタイプのキャラクターだからかな。
  • オープンスペース:悪いやつに憧れる
ちょっと忘れてしまいました…。
  • エレベーターマンション:奥さんを連れ戻す
夫婦喧嘩の末実家に帰った奥さんを連れ戻すシミュレーションというネタ。
笑った記憶があるのですが、内容が全然思い出せません…。 前世を占ってもらったら、お互い坂本龍馬と言われていて、どちらが本当の坂本龍馬の生まれ変わりか?というネタ。
以前にも見たことあるような気がしたのですが、よくよく考えたらこのライブは新ネタライブだったはずなので私の勘違いかな?

  • 笑鷺:髪型のこだわり
出てきた瞬間「苦手かも…」と思ったのですが、とても面白かったです。
ツッコミの方がお上手ですね。
「バッドニュース!!」という叫びがとても面白かったです。迫力(笑)
  • サヨナラダンス:恋してる?
最近調子が悪い、というのに対して「それ恋してるんじゃ?」というネタ。
色々な症状に対して「それは恋してるから」と指摘していくのですが、その内容があまりにもベタ…というかそれこそ少女マンガじゃないんだから(笑)というような内容で面白かったです。
  • パルパティーン:女の子を紹介して
「相方に頼むなんて相当だね」と言われて「夏がそこまで来てるんだよ!」という返しが(笑)
相変わらず上手で面白かったです。ツッコミがやはり上手。
途中鈴木さんがネタを飛ばしてしまったのが惜しかったです。ちゃんと出来てたらもっと面白かったんだろうなーと。
初めて見た…のかな?キャラクターを知らないと上手く入り込めないというのは残念ですね。
4分じゃなくて(実際は5分以上やってたようですが)もっと10分とか延々やられたら、たまらなく面白いかもしれない。
サイコパステストは、黒蟻がニコラジ前説で用いているフォーマットであるので「ん?」と思わなくも無かったですが、完全にバウンサーらしいものに仕上がっていてさすがだなーといった感じ。
ともすれば、ブラックな印象になりがちな題材なのにすごくポップになっていて。
  • タモンズ:握ったら
「ハンドル握ったら性格変わるのを直して」というお願いに対して、「だったらお前も〜」と言って「○○握ったら」という指摘の攻防。
タモンズはこういう口げんかっぽい感じがとても面白いですね、大波さんのツッコミに合っているのかな。
  • トンファー:父親の仕事
とても面白かったです。最後の3組は、全体から抜けてた印象。あとトレンディエンジェルも。
トンファーは昨年の今頃好き!と思って見るようになりましたが、専ら設定に入る漫才のほうが出来が良かったという印象だったのに、最近はむしろこういったお喋りベースのもののほうが面白いように思います。
私が彼らの個々のキャラクターに慣れてきたからか?
漫才三銃士でのネタにちょっと似ているかな、という印象を受けました。
三銃士でのネタが「ラーメン屋」まで進んでいく会話で
今回のは「父親の職業」という答えまで進んでいくという会話で。
その到着地点までの間に山西さんは散々振り回されるわけですが、小浜さんにそういった意図(山西さんを混乱させてやろう的な)は全く無さそうに感じられるっていうのがポイントなのかなぁ、と。
あと途中にあるどんでん返しのような事実とか。
これは、三銃士のネタを見たときにも思ったのですが、ポイズンのネタの「全部後ろからきてた」というあれに似ているなぁと。
そしてポイズンと比べてしまうと、やや劣るなぁなんて思ってしまうのですが。
しかしとても面白かったです。見逃せない。


漫才広場は来月も行われるとのこと。