Simple Set LIVE


Simple Set LIVEに初めて行って来ました。シアターミラクルを訪れるのも初めてで、当日券の方はお待ちくださいと言われたものの、どこにいればいいの…?とソワソワ。
客入れはティラノサウルスが行っていました。やっと名前覚えたぞ!(笑)

出演者が7組と少ない分、ネタ時間が7、8分と長めになり、普段のライブではなかなか見れないネタを見れる。という趣旨のライブだそう。
続けて7組がネタをやった後に、企画コーナー(本日は大喜利)を。

ジンカーズの単独ライブに行く予定だったのですが、体調を崩してしまい行けなくなってしまったことが悔しくて悔しくて、取り戻すぐらい見に行かなきゃ!と思いつつも吉本以外のライブには行きづらかったりもして。
ジンカーズ以外に一体誰が出るのか、ということもちゃんとチェックしないまま行ったのですが…とても豪華メンバーで、これが面白くないわけないです。

前説 ゴッホ向井ブルー
ドッキリやっちゃいますか?と。
こういう前説は吉本にはあまり無いなーと思いながら見ていました。
吉本だと割とパターン化されていて、皆同じような感じなのですごく新鮮でした。面白い!
あとおしゃべりNGの説明が丁寧で、ルミネでもこれぐらい丁寧に注意してくれたらいいのに…!と。ルミネ(LUMI☆NETAや本公演)は前説はほとんど聞いてもらえてないですから難しいですけど。

オープニングMC 三拍子、ジンカーズ
MCなれしていないジンカーズ樋口さんが仕切り。普段なら三拍子久保さんがやるけれど、「今日はいいです」と断ったそう。
そこで、ジンカーズの「やりなれてなさそう」な樋口さんに矛先が向かったとのこと。
カンペとなっているバインダーを凝視し、非常にたどたどしくライブ説明。
「お客さんに顔見せて!」と言われて顔をあげるも、目は下を向いてるためホラーな表情に。
更に顔が強張ってるので「笑顔!」と言われて笑顔を作るも、不自然すぎて更にホラーな表情に。照明の明 るさも絶妙で更に怖さが。
「(怖くて)多分みんな内容頭に入ってないと思うよ(高倉)」
タイムマシーン3号が、仕事の都合のためにネタのみの出演という旨を説明する際も
「タイムマシーン3号さんは、ネタをやって、どっか行っちゃいます(樋口)」*1
7組続けてネタをやり、その後コーナーです。という説明の後に 「全員板付きで...(樋口)」「それは言わなくていいから!(全員)」
ジンカーズの2人のキャラクターがつかめない、と高倉さん。馬場さんについては「バカそうだよね(高倉)」
「(馬場は)バカでしょ、(自分は)バツイチでしょ、(久保は)デブでしょ…でも樋口くんはわかんない!(高倉)」
「なんか俺だけ違くない?(久保)」
樋口さんを男前なのか、男前なのか微妙な顔。と称する久保さん。
「俺と樋口くんだったらどっちがカッコイイ?(高倉)」「(甘い囁きっぽく)そんなの、お前だよ(久保)」
→嬉しそうに後ろから抱きつく高倉さん「お笑いポポロでよくある(高倉)」
樋口さんは髭が濃い、という発見をして
「俺と樋口くんだったらどっちが髭濃い?」「(甘い囁きっぽく)そんなの、お前だよ(久保)」
→先程と同様後ろから抱きつく高倉さん。…嬉しいの?(笑)
結局キャラクターをつかめないまま、お時間に。

ネタ(「」のセリフは個人的に好きだったフレーズ)
  • タイムマシーン3号 デートに行くなら
    • オンバトに合わせてやってますから。下ネタいれない、商品名言わない。」
  • ななめ45° 新幹線
  • 風松松原 結婚式の司会
  • ダブルブッキング いやみ
    • 「俺私服ダサいんで傷つきます」
    • 「コーヒー飲むやつダサイと思ってるんで」
    • 「だてに高校4年行ってないねー」
  • 三拍子 パンダ、相撲
    • 「パンダじゃない!パソダだ!」
  • ジンカーズ 探偵
    • 「今年の分は5年前の春に買いました」
    • 「写真の中の世界での生活の心配を始めないでください」
    • 「もう僕の居場所は無いのかもしれないなー」
    • 「母にどう言ったらいいか…」「言わなくていいんですよ」
  • 流れ星 瀧上が羨ましい

コーナー 大喜利
  • あなたのお母さんじゃないのより衝撃的な母親の告白とは?
  • 思わず二度見したワイドショーのコーナータイトル
  • 押しボタン式の信号のボタンを連打するとどうなる?
    • ゆっくり北海道が近づいてくる(瀧上)

川元さんの回答がとても面白くて、すごく好きな感じでした。会場のウケも一番良かったような気がするので、大喜利が得意か方なんでしょうか。
余談ですが
一度ちょっとイマイチ…な回答をしてしまったちゅうえいさんは「一回瀧上さんに見せてから答えて」と言われていました。ネタ見せ制度。
ななめ45°の岡安さんは、瀧上さんに見せてから回答していたのですが、ことごとく流されてしまうので「検閲が厳しい」「全然通らない」と指摘が(笑)


ダブルブッキングと、ジンカーズがとても好きな感じでした。
ダブルブッキングを見るのは、一体いつぶりなんだろう、というような感じで。正直過去に見たネタを全く覚えていないような状態なのですが、こんなに面白いと思わなかったです。びっくり。
全く的を得ていないことばかり言って、でもってこちらの常識も通用しなくて。
川元さんの演じるキャラクターがすごく好きでした。面白い!
ジンカーズは、なんだろう、明らかに普通ではない樋口さんに対して徹底して優しく丁寧に対応する馬場さんが良いなぁと思ったのですが、私はポイズンにも見られる「否定しないツッコミ」という部分に惹かれやすいのかもしれません。
相手を傷つけない対応で、であるが故に感情が見えてこない…というか非常に淡々とした雰囲気を作り出していて。
樋口さんのキャラクターも、見た目は普通の人でしっかり意識を持って喋っていて、だけれど馬場さんがやんわりと指摘している「違和感」を全く聞き入れないほど自分の世界が出来上がっていて…
上手く言えないですが、限りなく優しく存在する狂気、みたいなものがたまらなく可笑しかったです。

結局のところ、普通の人のふりをして生きているけれど、とんでもなくズレている人間 というものが好きなだけなんでしょうか。

*1:どなたも「飛び出し」という表現をしなかったけれど、これは吉本の言葉なのでしょうか。それとも、お客さんに合わせて使わなかっただけ?