LLR単独ライブ「夕凪の街 桜の国」(2/24)


昨日に引き続きLLR単独ライブ。
思えば昨年の春単独でもLLRに大変興奮させられたような…冬場のほうが思考力が向上するんでしょうか。そして、単独祭り序盤でこんなに良いものを見ちゃうとつい他のコンビの単独にも行きたくなっちゃいますね。かなり気持ちを抑え込んでLLRとエリヤンに絞りこんだのにも関わらず…。今現在最も単独が見たいコンビであるトンファーは単独ライブの予定がないのがなんとも残念であります。

さて、ざっくり流れとちょこっと感想を。ネタバレにご注意を。
おおまかな流れは昨日と同じで。
異なっていた点は
  • 中国語の漫才と、記憶術の漫才の順番が逆に
  • 福田ファミリー合格者が総入れ替え*1
  • 究極の選択の漫才が、立場(ボケ・ツッコミ)が逆に
の3点です。

たった一日なのに、かなり大幅に無駄がそぎ落とされていて、1本1本のネタがすごくスマートになっていたように想います。両日を比較するのはどちらか片方しか来れなかった方のことを考えるとあまりしないほうが良い…とか考慮せずとも、素直に甲乙つけがたいです。初日はやはりなんとなく無駄…というかグダっとなってしまう部分があったけれども、それはそれで彼らの魅力の一部でもあって単独ライブを見に来るようなファンであればそういう部分さえも価値があるってもんでしょうし。とは言えやはり洗練された…と表現するのが正しいんでしょうか。何と言うか「見せる物」としての出来は一度練り直された2日目のほうが増しているわけですから。単独ライブに何を期待しているか、という違いかもしれませんけれどどちらにしてもかなり質の高いライブだったんではないでしょうか。
漫才の順番が入れ替わったのは単純に記憶術の漫才のほうがよりウケが良かったからかな、と推測。と言っておきながら自分の記憶違いかもしれない…。ですがこの順番のほうが、昨日分の感想にちょろっと書いた「伊藤さんの比重が増していく」構成がすごく理想的な展開になっているなーとか。ボケツッコミが反対になっていたことについても同様に、*2福田さんと伊藤さんの(漫才の中での)関係性というか、まぁ比重ですかね、比重がほぼ同じだからこそ役割を反転させることが出来るんだわ!と思い、伊藤さん比重増加説は間違っているかもしれませんが、とりあえず究極の選択のネタについては彼らが並立であるという感じ方は間違ってなかったんだわ!と嬉しくなったのです。
福田ファミリー合格者が変わってしまったので小浜さんが出演しなかったのですが、代わりになぜか山西さんが出演しておりました。なぜ…?合格していないのに…オーディションVTRも流れなかったのに…ま、まさかエコヒイキの延長!?
8期生との茶番劇、この劇中で各々が一発ギャグを披露する場面があるのですが、昨日と比べると今日のほうが断然出来が良かったと思います。昨日は昨日で茶番劇らしい微笑ましい内容だったのですが、本日はしっかり笑える面白さでありました。この茶番劇があるおかげで私はLLR単独ライブの帰り道に「うひょー!LLRー!!」とならずに済んでいるような気がします。なんというか、どんなに素晴らしい漫才をみせられて感動していたとしても、この茶番劇のくだらなさを持ってすれば平常時の自分に戻れるような。現実世界に戻してくれるクッション材のような存在です。今回「最終章」と銘打って、「スリムクラブが売れたからもうやらない」なんて仰っていましたがどうなるんでしょうか。本当に6期生とやるのかな…ワクワク。


すごく印象的だったのは、VTRの質が劇的に向上したということ。なぜ…?いや、とても喜ばしいことではあるのですが、LLR単独と言えばあの手作り感溢れるVTRが味と言えば味だったので突然の変化に驚いております。漫才そのものが良かったというのもありますが、VTRが良かったことで単独ライブ全体がすごくピシッとかっこついたのかもしれません。…コントは、なんだかもうこの不出来が漫才師っぽくて良いよね、と思うことにします(笑)



正直トンファーに完全に持っていかれていた私の熱量がいくらかLLRに戻ったような気がします。なんて、何様なんだって話ですが。それにしてもLLR単独でトンファーが見られるとは。可愛がっててくれてありがとうございます。どうかこれからもトンファーをご贔屓に…。

*1:ただし彼女への復讐の彼はそのまま

*2:この漫才はボケとかツッコミとか明確に存在しないのですが