LLR単独ライブ「暗いところで待ち合わせ」
LLR単独ライブ初日に行ってまいりました。
はい、本来であればネタバレを避けて明日の終演後に書くべきなんでしょうけど、たまたま明日の朝はゆっくりで良いことになったので今日書いてしまおうと思います。と言って明日は明日で書くのかもしれませんが。
ネタバレ?無いわけ無いでしょうに。
と、言うわけで明日見に行くつもり!っていう方はご覧にならないように気をつけてください。
ひとまず、終演後誰とも言葉を交わさず・twitterも覗かずにただただ自分のなかで生じた感想を。
明日以降には他の方々の感想を踏まえた上での感想を書くかと思います。需要がなくても書くさ、発散する場所が無いんだもの。
前説はかたつむりでした。
18:30まで明日が出番だと思っていて、慌ててやってきたんだとか。営業中だったそうで…お疲れさまです。
- オープニングVTR
- 漫才:ミッキー
「30歳にもなって…」と結構ボロクソに言うミッキー、かなり現実味のあるミッキーの裏話、ミッキーの耳の位置に拘る福田さん。
- VTR:将棋
次のコントへのフリでした
- コント:感想戦
福田さんの男尊女卑感よ!「女性にそういうことするんですね」とかね、女性棋士であれば普通の女性よりプライド高くて「自分は女」ってことをアピールしないだろうに。でもって、福田さんがもし女性であればこういうタイプの女性だろうなーと。「気強い女が男に騙されて貢いでたら可笑しいよなー!」とか言いながら作ったのかなぁと思うと、LLR性格悪いなぁと思ったり(笑)性格悪い人大好きですが。
- VTR:競艇のCMを作ろう1
- 漫才:怖い話
こういうネタのときはついつい福田さんに目を奪われてしまうのですが、伊藤さんに注目してみると面白さが倍増します。終盤ガッツリいい話を演じる福田さんを非常に面倒くさそうな表情で見ている様子が実に可笑しかったです。
「お前だけだよ、怖い話聞きたいの」と言われたときの「皆聞きたくないの!?」という返しとか、伊藤さん良い。1年前とかと比べると格段に良くなっているんじゃないの、単純に私がやっと注目するようになったってだけの話?
- VTR:競艇のCMを作ろう2
- コント:最終回
以前どこかで話していたオニギリ対決の物語。主人公のニギリメシオは伊藤さんが演じておりました。これはもはや福田花月…ですよね?(笑)こういう自分のやりたい物語を演じている時の福田さんは入り込みすぎていて、いろんな意味で可笑しいです。
- VTR:競艇のCM完成版
- 漫才:歩いていく
始まる前から絶対あげるもんか!と思いながら見ておりましたが、早々に演者側が折れたのであげてあげました。が、意外とあがってなかったので本当皆さんSですね、ということで。
いや、しかしこのネタすごく面白かったです、ゲラゲラと笑いました。ループするネタが好きなのかしら。イジワルしてやろうとかではなく本当にもっと見ていたかったんです、おそらく他のお客さんもそうだったのでは?君達が思っている以上に私達は君達の漫才が好きなんだよ、LLRよ。
本当はもっと長い時間出来たんじゃないかなぁとも思います、でも時間的にね、延々やるわけにもいかないですから。
あと、なかなかカードをあげない客席に「早くあげろよ!」「ほら、もう無理って言ってるじゃん!」「俺も怒るよ!?」と暴言吐きまくりの伊藤さんがこれまた素敵でした。
ああ、もうふざけたことしやがって(笑)
- VTR:兄弟再編成
男性の芸人さんに「お姉ちゃん(妹)になってください」と申し出てあっさり「いいよ」と言われるのが可笑しい。
- コント:DJ伊藤のMOGUMOGU NIGHT
コントの間中ずーーーーっと伊藤さんは何かしら食べているのですが、その量がなかなかの量でして。「え?大丈夫なの?」と。でもモリモリ食べるので…後半はああ大食漢なのかしらと。
- VTR:松本の気持ち
おそらく伊藤さんだから松本さんの気持ちが分かるんでしょうね、いやにしっくりきてましたもん(笑)
- 漫才:競馬
オチが珍しく「オチも意識したんだな」というものでしたね、やはりオチって大事。ある程度キレイにまとまっていれば、それだけで上手に感じますし。
なんかもっと面白くなりそうだなぁというのが正直な感想。と言うことは今日はまだいまいちだった、ということでして。まさかこれが最後のネタだとは…
ということで、最後は恒例の茶番。福田花月と称した方がしっくりくるのでしょうか。
前回はパンサーがゲストでしたが、今回は御茶ノ水男子でした。さすが、アクションがキレイでした。
で、この物語での黒幕としてなんとピース又吉さんが登場してまして。ほんの一瞬の出番のためにやってきて、しかも飛び出し…なんてことなの。愛されているね、福田さん。
ああ漫才もっと見たかったなー!というのがまずひとつ。最近あまり言葉遊び系のネタ(つまり「だいずき」とか「いっていい」のようなもの)が見れていないなぁ、とか。伊藤さんが置いてけぼりくらい形のものも好きですが、いかんせん福田さんで笑いが起きるのでね…*1福田さん主軸のはずなのにピンネタとして落とし込むと一気に色褪せるのはやはり伊藤さんが必要だから、でしょうし。だからこそ伊藤さんがちゃんとこなしている漫才が見たいのです、もっと出来る方のはずですもん…真骨頂が見たい…。
だからって良くなかった、というわけではなく。ものすごく彼らっぽい茶番茶番の繰り返しで。前回の単独の感想をチラリと読み返してみたら「どのネタも不真面目だった」とあって、ああ今回もそうだったなぁと。振り返ってみれば単独ライブで卸したネタがその後も生き残っていることってあまりなくて(というか時間的に出来る場がないだけなんでしょうが)LLRにとっては単独ライブってどこまでも好き放題やるライブなんだろうなぁと。世界観を見せ付けるということが単独ライブの醍醐味であれば、この茶番劇こそLLRなわけで。
他の芸人さんの多くは「お客さんを楽しませる」という部分を意識してやっているのだろうけど、LLRに関しては「自分達が楽しみたいから」やっているような印象が強いです。単独ライブに関しては。
だからゲストも多く招いて、思い切り盛り上げて。良いんですけどね、全然良いんです。ゲストによって盛り上がることだって。でも一方でもっと「LLR」に魅了されたい!とも思うわけでして。前回の単独での感想でちょっと書きましたが、アトラクション的というかエンターテイメントとして仕上げることが出来るっていうことはもう重々承知でして、でもって単独ライブをそういう位置づけに置くことも構わないんです。楽しかったですし。
けれどだからこそ、こうやって(ゲストなどで)装飾せずに挑んできたらいったいどうなるのか…って思って。これ、考えただけで楽しいんです。いやはや、ジンカーズ単独でものすごくシンプルな構成で…言うならば丸腰でかかってこられてすっかり魅せられてしまったのでね、やはり好きな芸人に魅せられたいわけです。
だからやはり漫才ライブを熱望。LLRが60分漫才とかやってくれたらどんなに嬉しいか…。
と、こんな感じで初日は終了。明日は最終日(笑)どう変えてくるのでしょうか…。今日は大枠を楽しむってことに徹していたので、明日は漫才を集中してみてああだこうだ言おうかしら。
*1:健全なことではあるのですが