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ジンカーズ単独ライブ Reboot


ニュースタッフエージェンシー所属の「ジンカーズ」の単独ライブに行ってまいりました。何故所属事務所まで挙げたかと言うと、吉本贔屓の私が行っちゃったということを主張したかったからです。
ジンカーズ、実はこの2日前にシアターDで行われた「スペシャル☆オールスター」というライブに出ておりまして*1おそらく以前にもチラリと見たことはあったのですが、その場でかなり気になってしまい、エンディングの告知にて単独ライブあります〜と聞いてから行きたいような、でも一本しかネタ見たことないのに単独行って大丈夫なのか、みたいな葛藤があったのですが結局行ってしまいました。
けれど行って良かった!すごく面白かったです。

いつにも増してレポにはならない感想をだらだらと。
色々とアチコチに意識が行ってしまってまとまりのない感じになっちゃいました。
過去のブログとかも見てくださっている方はご存知でしょうけど、私はかなりの漫才贔屓でして、コントって苦手だったんです。けれど最近ちょっとずつ他事務所の芸人さんのネタも見る機会があって、その中でコントを見ていて「自分が苦手と思っているコントって『吉本のコント』なのかなぁ」と。ちょっとワチャワチャとした、言うならばドタバタコントが好かないのです。で、もって自分が吉本の中でも好きだなぁと思うコント師(主にシュール5メンバー)を思い起こしてみると「他事務所っぽい」なんて評価をされていたりして、なるほど、低温で進んでいくお芝居じみたこんとは「吉本」からは少し外れているのですね。

で、ジンカーズ
どのコントもすごく面白かったです、私の中でのコントヒーロー*2である犬の心の単独に行った時より面白かった・楽しかったんじゃないかってぐらいに。
特に好きだったのが「拝啓吉田戦車様」というコントで、吉田戦車の漫画は全く知らないのですがこういう感じなのであれば読みたい!と思いました、すごく面白かったです。ショートコントというか、4コマ漫画なんですか?吉田戦車さんは?短いものを沢山でして、それが一個一個すごく面白かったんです。短いので書き起こすことも出来るのですがネタバレになっちゃうので自粛。見た方がいるならば、有給のところが面白かったですねーと同意を得たい。

構成もシンプルで、気負った感じで作りこんでます!みたいな印象は全くないのに単独ライブとして出来上がっていて、あぁすごいなぁと。吉本の若手の単独ライブに行ったり、行った方の感想を読んでいたりすると単純に新ネタライブになっちゃってる方もチラホラいて、おそらく春単独祭りの際の感想にも書いてるんですが新ネタを詰め込むだけならば単独ライブじゃなくたっていいだろう、と思っちゃうんですよね。せっかく自分達の自由に1時間半程度を使えるんだから、しかも来る人は大ファンじゃなかったとしても自分達に好意的な方ばかりなんですから色々と挑戦したり、単独ライブだから、っていうのがあって良いんじゃないのかーって。

一本ネタが終わったら暗転、2人による後説*3普通だったらブリッジVTRを入れるんでしょうけど、そうしないのがなんかカッコイイぞ!と。しかし、本人達によると「前回VTRを挟んだらVTRが一番ウケていたので…」ということでした。でも見た後にすぐ解説っていうのが、ありそうでなくて、そもそもネタの解説ってするものじゃないんでしょうに、淡々と「このネタはー」とかなんでこの順番なのか、とか説明するのが可笑しいし興味深いし面白いなぁーと。
一本目のネタが数年前からあって、過去の単独ライブに入れようかって話になったりもしたけど、他のネタとの兼ね合いとかでなかなか入れられなかった。というエピソードが、なんとなく聞いていたのですが今思うとなんてアーティストなんだと!「このアルバムの雰囲気には合ってなかったので、入れなかったんですけど〜」みたいな!?なんなんだよ、かっこよすぎるでしょ(笑)
この発言を踏まえると、益々吉本の若手単独って…と思っちゃいます。頻繁にやりすぎなんでしょうか。ライブが多くて、ネタもどんどん作らなくてはいけなくて、それはやっぱり「場慣れ」ってことでものすごく強みになるんでしょうけど、一方で自分達の世界観を作り上げるってところには弱くて。そしてアウェイの場に行くと埋もれてしまう。

どうしても吉本若手と比較してしまいます、私の主観ですが「負けてる」なぁと思ってしまったので。何を持ってして負けなんだよ、って話ですけど(苦笑)

「仕分け」のコントも好きだった。世の中の色々なものを「表」と「裏」に分けましょう、というものなのですが、その仕分け方の縁引きというか、選ぶ物事が絶妙。ちょっと皮肉ってるのかしら、なんて部分もあり。後説で「裏だから悪い、表だから良い、ってわけではない」と仰ってまして、まぁそうなんですけどね。このコントの面白いところは「なんで表(もしくは裏)と判断したか」っていう詳細は無くて、「感覚的なもの」としてしまっている部分にあるように思います。あやふやな感じをふわふわと見ている側に届いてきて、見ている側(客)がその感覚に共鳴して初めて笑いになるんでしょうけど、結構一か八かなんじゃないのか、と思いますしそれをやっちゃうっていうのもまた良いなぁ、と。

川柳のコントも面白かったです。普通っぽく見えるいたって普通の人が、普通のテンションで淡々と狂ったことを言うっていうのが好きなのかもしれません。明らかに変わった人が同じことを言うよりはよっぽど衝撃的で、かつ少し恐ろしさもあって、そしてよっぽどリアル。後説で「自分でもこういうのが出てきたのか分からない」というようなことを言ってましたが、それもまた恐ろしい…(笑)

ボタン、も。え、これ無限ループ?と思わされる感じが、無限ループのネタが好きなので*4終わり方もキレイでしたよね、狙ってる感がありましたが、キレイだった。

オープンニングとエンディングもまたキレイでした。バーの設定?で馬場さんのもとに沢山カクテルが運ばれてきて「頼んでませんけど?」「あちらのお客様からです」の繰り返し。でも「あちらのお客様からです」をもじって遊んでいくような感じでスタート。
エンディングも同様の設定で「ジンカーズ単独ライブRebootでございます」「頼んでませんけど?」「(客席を指して)あちらのお客様方からです」で終演。
なんなんだよ、どこまでシュッとしてるんだよ(笑)でもってこういう演出にすっかりやられてしまったわけです。ネタは勿論のこと、ですが。

しかし何度キレイって単語を使えばいいんでしょうか。以前カリカ家城さんが犬の心こそシュールだ、みたいな話をしていた際に「美しいんだよね」と仰っていたことを思い出しました。あぁ私美しいコントが好きなのか(笑)何を基準に「美しい」と評価しているのか分かりませんが、漫才でもやっぱり美しいほうが好きだもんなぁ。テンポが良いというか、キレイに出来てるやつを見ると「すごい!」って思っちゃいますもんね。

見ていて良いなぁと思ったのは樋口さんの表情、演技が上手。あの表情で面白さが増します。基本的には(低温なので)表情を変えずに淡々としているのですが、だからこそちょっとした表情の変化がすごく印象的で。結構なことを言ってるのに全く表情が変わらないっていうのもまた可笑しい。*5一方で「家庭訪問」のネタだとかでの、クルクルと変わっていく表情も可笑しくて。あ、なんか私すごくファンみたいになってる(笑)初心者の私から見てジンカーズの魅力ってそこにあるのですが(ネタの内容はモチロンですけども!)もっとずっと追ってる方から見て、どうなのかなぁっていうのも興味深いところ。というか自分の中でどう評価が変化していくのかってところか?

これをきっかけに吉本以外のライブにも足を運ぶようになる…かもしれません。とりあえずジンカーズは好きです。ポイズンがもっと吉本以外のライブに出てくれるようになれば、こういう出会いが増えるのになぁ。吉本は閉鎖的すぎますよね、でも大所帯なのでそれが目立たないというか。
予定ではLLRの単独ライブを皮切りに単独祭りが始まる予定だったのですが一足お先に…って思いきやその前にラバーガールの単独も見ているんだった、とっくに始まっていた(笑)

スペシャル☆オールスターでは他にも気になった芸人さんがいたので、そちらも今後見ていけたらなぁと思っています。

*1:ポイズンが出ていたので見に行っていたのです

*2:何だよそれ、とか言わないように

*3:事前録音ですね

*4:ポイズンが割とそう

*5:拝啓吉田戦車様、を思い出しています