劇空間ホール


北沢タウンホールで行われました、囲碁将棋単独ライブ。思えば昨年の漫才大作戦にて定期的に彼らのネタを見てはいたものの、こうやって長い尺の漫才を見るのは初めてでして。なんだか新鮮でした。そして期待通りの優等生っぷりに圧巻、なぜどのネタもはずれないのでしょうか。
タイトルの「劇空間ホール」というのは、どういう意味なのかなと思っていましたが、なんのことないホール=パチンコ店のことを指していたようです。というわけで前説なしで、エリヤン橘さんのナレーションによる囲碁将棋スロットにより幕開けでした。最初に根建さんが登場し、文田さんが出れば大当たり!というルールなのですが、黒い布で姿を隠して次々と出てくる人はことごとく文田さんでは無く…最終的に文田さんが現れるも「お前じゃねぇよ!(根建)」のツッコミでソデに追いやられるという…(笑)
結局2人が揃って大当たり、スタート!となりオープニングVTRへ。こちらももちろんパチンコ仕様でした。
その後はお二人ともずっと出ずっぱりでセンターマイクの前に立っておられました。途中センターマイクを動かすという行動に出ておりましたが…*1では以下90分間のネタについてざっくりと。ネタバレ多いにありますので、要注意です。

「結婚式の歌」
  • 「バタフライ→ばたふりゃぁ」「大嫌い→だいきりゃぁ」「ライライライ→りゃぁりゃぁりゃぁ」
  • 「お前最近名古屋行った?」
  • 「大阪行く時に、名古屋通ったんだよなー」「ドアのトラブルでしばらく止まったから」
  • 「ほら、俺影響受けやすいじゃん?」
  • 「お前そういうときは自分から言えよー」
  • 「まさかのそれ待ちでした」
  • 「恋してしもうたよー♪」
  • 「修学旅行で大阪行ったから」
  • 「タンスにしまったよ」
「サザンが好き」
  • 「ちょ、まじで教えるから」
  • 「部屋とれ、まじで」
  • 「知らないーーー!!」
  • 「ライブのことコンサートって言うーー!!」
  • 「仲直りしそう」
「ジョン万次郎」
  • 「本当に掘った芋いじってた時なんていうの?」
  • ボンジョビの歌を日本語に*2
  • ボンジョビに関しては、知らない」
  • センターマイクを移動させて舞台端へ
  • 「パネぇ」
「理想の女性像」
  • 「ゴマン、ゴマン、ゴマン、ゴマン、ゼロ!」
  • 「野茂しかいないよ?」
  • 「その場合お前も力士じゃないとダメだよ?」
  • 「広末居るもん」
「副業」
  • 「バルーン上げるわ」
  • 「『うち明日から老舗なんで…』」
  • 「老舗だからさ、市役所に口利くやついる」
  • 「まかない丼何出すの?」「決まってない」
  • 「私語厳禁」「それいいね!」
  • 「30度ぐらいだよ?」
  • 「つるっと出てもらう」
「グルメリポーター」
  • 「お前プライベートとか言うな、まじで」
  • 「オフィシャルがそんなねぇから」
  • 根建さんがプライベートでやっているグルメリポートの様子*3
  • 「視聴者が選んだ〜」「視聴者って誰?」
  • 「ねちっこいんだよ!」
  • 「知らなーい!!」
  • (ガストのハンバーガーを食べて)「あったけー」「それ鍋の時言うやつだから」
  • 「ゴマうめぇ」
  • 「もうゴマくどくなってきたな」
「根建さんピンネタ」
  • 「今ピンネタやんの!?」
  • 「下ネタなんだけど…」「いいよな、下北沢だし」
  • 「北沢より下ネタ言っていいから下北沢じゃないよ!?」
  • 「乳房、もマルにしてまーす」
  • 「ヤリたい、以上!」
  • 「寝た、は一度きりの雰囲気が出るので…」
  • 「さて、何Pでしょう?」
「隣人と仲良くなりたい」
  • 「お前初対面にそれ言うんだな!?」
  • 黄金比なんですよ」「エッフェル塔とかに使われてるやつ、知らないよ」
  • 「無料通話余ったんでー」
  • 「あげれるか、あげれないかの瀬戸際」
  • 「おれ社長になっても誰もついてこないよ」「もうついてこなくて良いですから」


ザザザっと書くとこんな感じでした。ネタのみだと書きやすいですね、あんまり深く触れることも出来ないですから。
個人的な感想としては、囲碁将棋に対しては元々の期待値がすごく高くて「良いものが出てきて当たり前」なところがあるので、当然思ったとおり…それ以上の良いネタを沢山見れたんですけど、それで当然になってしまっていてLLRの単独の時みたいな感激が薄かったです。いや、それでもかなり楽しかったんですけどね。
あまりLLRと比較するのも良くないのかもしれませんが、LLRは長い尺のネタに強いのに対して囲碁将棋は5分前後にまとめたネタのほうが強いのかな、と思いました。これは好みの問題になってしまうのかもしれませんが、やはり伝わりにくい部分とかも出てきてしまっていて時間が短くなった時に多分そういうところが一番に削ぎ落とされて「分かりやすい」「伝わりやすい」ネタになっているんだろうなと。私がこれまで見てきた囲碁将棋のネタは、本来はフルバージョンがどこかで披露されていて、それらを研ぎ澄ませたものだったんだろうな、と。どちらが良い悪いではなくて、二組にはそういう違いがあるんだなーってだけの話なんですが。
あとは、もう根建さん!好きすぎます!グルメリポーターのVTRの酷さと言ったら…もう(笑)でも、ちょっと空振りなところが根建さんの魅力でもあったりして、単独ライブに来る人はファンばかりでしょうから根建さんのかーいらしい部分を存分に拝めて嬉しかったんじゃないでしょうか。*4ハンバーガー食べての「あったけぇーー」と「ゴマうめぇー」はかなりヒットでした(笑)そして、ピンネタ…なぜ下ネタ(笑)隣の女子高生は笑ってませんでした、私はケラケラ笑っていましたが。これ文田さんが言っていたらちょっと嫌だったりするんでしょうけど、根建さんだと不思議とニコニコ聞けるんですよね*5、ちょっと甘すぎますかね。
LLRがネタ、VTR、ネタ、という構成だったのに対して、囲碁将棋はずっと舞台に立ちっぱなしでVTRもあったものの見ながら言葉を挟んでいましたから単純に90分漫才みたいなものでして、すごくシンプルに作っていることに驚きました。それって自信が無いと出来ないことですよね…。なんとなく単独ライブって言ったら漫才師さんもコント作ってみたりして、色々普段と違うことをやる場みたいに捉えていましたが囲碁将棋の作り方はそうではなくて、真っ向勝負!みたいな印象を受けたわけです。芸人さんの趣向が出て面白いですね、構成を見るだけでも単独ライブって楽しいかも。
今回の単独祭りでは、あとエリヤンだけになっているのですが、彼らはまた構成に拘ってくるコンビとの噂を聞いていますからすごく楽しみです。3組見た後でそれぞれへの印象がどうなってくるか、みたいなところも楽しみです。

なんだか勢いに任せて書いたのでペラペラな感想ですが、また時間があったら追記するやもしれません。

早速追記:「隣人と仲良く…」のネタで、根建さんが自分を上げてしまって「何でも言うことききます」の後の返しが絶対ブラックな展開だと思った…のは私だけですかね。あーこれ、そういう展開なのかーと思ったら「全部返せ!」と発せられたので肩透かしをくらったような。会場の雰囲気もなんとなくしっくり来ていないような感じかしたんですけど…気のせいかな。

*1:映像を流すために

*2:要するに空耳アワーみたいなことですね

*3:クソVTR

*4:少なくとも私はニマニマしていました

*5:私だけでしょうか?