ルミネthe漫才バトル

漫才バトルに参加するのは初めて。どうもルミネだと席の引きが悪いようで、端のほうの席でした。本日出演予定だったパンクブーブーが急遽お休み、ということで代わりにチャドマレーンが出演とのことでした。ざっくりと流れを。


Aブロック
エリートヤンキー:我慢
ミルククラウン:告白の仕方
井下好井:童謡をアレンジ
ピース:正しい発音をしよう
→決勝進出 ピース

Bブロック
田畑藤本:就職の面接
POISON GIRL BAND:子供のイジメ
ものいい:アクション映画
ブロードキャスト:スーパー銭湯
→決勝進出 ブロードキャスト

Cブロック
囲碁将棋:働くくるま
チーモンチョーチュウ:家族旅行
チャドマレーン:日本人
イシバシハザマ:ヒーロー
→決勝進出 囲碁将棋

Dブロック
LLR:呼び方
アームストロング:学生時代
ゆったり感:保護者
カナリア:ひったくり
→決勝進出 LLR

決勝
LLR:歌しりとり
囲碁将棋:榎本さん
ピース:学生時代
ブロードキャスト:急性アルコール中毒
→優勝 ブロードキャスト

決勝進出者はかなり妥当だったかな、と思います。個人的にはポイズン…と思わなかったと言えば嘘になりますが、全体的なウケ具合で言えばブロードキャストだろうな、と思ったのも事実です。とは言ってもポイズンもかなりウケていたと思いますし、そこらへんは客層とかが関わってくるのかな、と言い聞かせている部分もあるんですけど(笑)何故「妥当だった」と言いつつも微妙に噛み付いているかといいますと、ブロードキャストが見事に私にハマらなかったんですよね。それが単純に好みじゃないから、という理由なのか「ポイズン!」という思いが邪魔しているのか分からないから困ったものです。前者7割後者3割ってとこですかね*1

エリートヤンキーはここ最近このネタを頻繁にやっていますね。すごく好きですし面白いネタだと思いますし、まぁおそらくM-1への調整としてアチコチの舞台にかけてるってとこなんでしょうけど…違うネタも見たいと思ったり。でも一年間でこんなに同じネタを推し続けるのはこの季節だけでしょうから、我慢ですかね。エリートヤンキーの漫才はすごく好きなので、来年はもっと頻繁に見に行けたら良いなぁと思っています。

ピースの漫才は実に久しぶりで、おそらくAGEAGEとかでやってはいるんでしょうけど基本的にAGEAGEは関心のある方しかチェックしていないので…。見ていて流石だなぁという出来でした。おそらく彼らの鉄板ネタなんでしょうけども、にしてもよくウケていたと思います。正直言ってトップ出番のエリートヤンキーのネタが我慢のネタだった時点で「このブロックはエリヤンだな」なんて思っていたのですが、4組終わった後は「あ、ピースだな」と思いましたので。順番が違ったらどうだったかーとかそういうのは言いっこなしで。
決勝のネタは初めて見る内容のものだったのですがこちらも面白かったです。

ポイズンのネタは結構前の漫才トークでやっていたネタ。このネタがまた見れて嬉しかったです。漫才トークにはかなりの頻度で参加していまして、おもしろネタライブなんかも見に行っていましたから今シーズン(何を境にしているのかは不明)ポイズンのネタを10〜15本ぐらい見てきたことになるんですけど、すぐに思い出せるネタのひとつがこの「子供のイジメ」のネタです。漫才トークで見たときは阿部さんが「自分の子供がいじめられてるんじゃないかって悩んでいる」と言い出して吉田さんが「え、子供いないよね?」と困惑しながらも話がすすんでいく…というもので、見ていて「色々ツッコむ前に処理しなきゃいけないことあるだろ!」と思うあたりが良い感じで可笑しかったのですが、今日は「将来子供が出来たらイジメられないか不安〜」というように直されていたので、すこし残念。寄せてきたのか、単純に時間の問題なのかは分からないですけど、冷静な目で見たら今日の形のほうが受け入れやすいのかもしれないですね。前の形だとお客さんの置いてきぼり感がすごい(笑)パソコンのネタとか、優柔不断のネタとか、スポーツのネタとかも好きだったので是非どこかで見たいなぁ。

囲碁将棋がかなりウケていて、先のエリヤンじゃないですけど「あぁこのブロックは囲碁将棋だ」って思いました。働くくるまを揚々と歌う根建さんが素敵すぎます。本来ボケは文田さんのはずなのに…(笑)ポテトハーベスターにはやられました。文田さんの知識力たるや。本来私はあんまり歌ネタって好きじゃないんですけど*2このネタは好きでしたね。とにかく根建さんが良すぎます。それはこのネタに限ったことじゃないですけど。
対して決勝は…榎本さんのネタはエリヤンの我慢のネタ同様に何度も見ちゃっているので評価が難しいところなんですが、2人とも緊張していたのか度々噛んでしまっていて、オチ間際のくだりで文田さんがトチってしまった*3の後の根建さんの「はいはい、おめでと」*4が擦れるという事体が…。当然結果は4位だったのですが、このネタをちゃんといつも通りやれていたらなぁと思ってしまいます。一本目でかなり風向きが良かっただけに、すごく勿体無い。

LLRは呼び方のネタ。ここ最近はこのネタが頻出しているということですが、単独の時にあんなに長々とやっていたネタをよくまぁ3分にまとめられましたよね。私の印象に残っている「牛丼、豚丼」どうのこうののくだりが無かったので残念だったのですが、あのくだりを成立させるには長々とネタをやる必要がある気がしますし、無くても十分面白くまとめられていたので文句はないです。LLRを舞台で見た後はかなりあれやこれや言いたいことがあるのが常なんですが、今日このネタに関しては偉そうに言わせてもらうと「良く出来ました」って感じです。面白かった^^
決勝の歌しりとりのネタはこれももう何度も見ているわけですけど、やっぱり「ウィンナーの人」のフレーズが好きです。時間ギリギリで照明が点滅しはじめてから急ぎ足になっちゃっていた部分もあったので、優勝できなかったのはしょうがないかなーという印象。自分たちのテンポを守って時間内に終わること、がやっぱり勝利への大前提なんでしょうかね。と、言うか間とか計算してネタを作っているはずなんですから普段「練習では時間内だった」とか言って平気で時間オーバーしちゃうことが大問題なんですよね、きっと。自分たちが想定した「良いテンポ」を守れないでズルズルやってしまっているということですから…(アドリブが入った、という場合もあるんでしょうけど)あぁ結局あれやこれや言ってしまいました(苦笑)


個人的な話ですが。上に感想を書かなかった方々については、正直あんまりハマらなかったんです…なんだかこれってすごく問題なような気がするのは私だけでしょうか?ひとつは単純に私が盲目になっているんじゃないか、という不安。好きな芸人さんに対しては「笑う姿勢」で見ていて、そうでない方に対しては見ているだけで見ていないんじゃないかってこと。で、もうひとつは「笑う姿勢」になっていない人を引き込めるぐらいの芸人さんがいないってことなんじゃないかってことです。あんまり批判的なことを言うのは良くないと思うので控えておきますが、本当に面白い芸人さんの面白いネタだったらこちらがどんなにマイナス視点で見ていたとしても、最終的には「1番面白かった」って思わされちゃうはずなんですよね。*5今日に限っては「好みの壁」をぶち破る方がいなかった…ということになりますから。それってどうなの、って思うわけです。吉田さんがAGEAGE芸人に対して「もっとアウェイの場でやるようにならないと」みたいなことを仰っていたらしいですが、それってこういうことなのかなーってちょっと思いました。自分たちのことを知っていて、ある程度関心を持っていて、ネタも「見る姿勢」でいてくれるっていうのが前提になってしまっていて、結局内輪ウケの域に留まってしまっていると言いましょうか。じゃぁポイズンは自分たちに関心の無い人をも引き込むようなネタをしていたの、と問われると「私はファンなので分かりません」としか言えないんですけどね(苦笑)単純に私の気分がのっていなくて楽しめなかっただけかもしれないですけどね。うーむ。

途中文田さんが舞台上で口にしたらダメなようなことを口走ってしまっていて、少しザワザワ。日本では賭博は禁止ですよ、念のため。

*1:決勝もブロードキャストはハマらなかったので…

*2:ただ歌いたいだけに見えるときがあるので

*3:客席から「え?」との声があがってました(笑)

*4:私が一番好きな部分

*5:経験あり、ちなみにパンクブーブー